クリスティアーノ・ロナウドやフィーゴ


片やロッベンやオーフェルマルスといった


共に優れたウイングが輩出されてる


ポルトガルとオランダ。


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しかし両国の環境は違うなと感じます。



オランダはワイドに張って


そこに強いパスを通し


そこから1対1の勝負といった感じ。


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ポルトガルはウイング自体が


中に入っていったり


味方がドリブルで絡んできたりと


何かと複雑な感じ


(いわゆるカオスってやつですね)



ベンフィカの右サイドにはサルビオという


アルゼンチン人のウイングドリブラーがいるのですが


ベンフィカの彼の活かし方が面白いです。


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彼の特徴は右サイドライン際いっぱいで


ボールをもらってのドリブル。



その彼の武器を活かすために


右サイドバックのマキシ・ペレイラ(ウルグアイ)は


基本的に彼の内側のスペースをカバーします。


(ボランチかなとも思えるポジショニング)



そしてタイミングを見て彼の内側を駆け上がります


現代サッカー4バックの泣きどころである


ペナルティエリア内のスペースを突きにかかるのです。


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(もちろん一番大切なのはスペースがどこにあるかなので


外側から追い越していくこともありますし


カバーオフェンスがいるかどうかというのも重要なポイントです)



そのプレーによってサルビオはパスも出来るし


ドリブルで逆をとることもできると


相手に対して先手を打って


仕掛けられるという仕組みになっています。



今までは外側からまわるオーバーラップが


サイドバックのプレーの基本となっていましたが


内側を追い越してぺナ角のスペースを突いていくプレー


それがポルトガルではすでに


大きなオプションになっています。


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(レアル・マドリッドもこのメカニズムをよく使っています)



このプレーはウイングタイプの選手を


今まで以上により活かしていくことに


つながっていっていくと思います。