トップスピードの状態でのクロス
これはなかなか簡単なスキルではありません
育成年代ではもちろんのこと
リオ・アベTOPチームの選手でも
トップスピードのクロスの精度は決して高くありません・・・
これらを解消するトレーニングとして
お勧めのベンフィカでやっている
トップスピードクロスの
トレーニング法を紹介します。
オーガナイズは至ってシンプル。
中央からサイドの選手へスルーパス
(ボールはコーン間を通過させます)
サイドの選手はトップスピードでボールへ追いつき
ダイレクトもしくはワンコントロールでクロス
中央からパスを出した選手は
パス直後にコーディネーショントレーニングを行い
(ラダーのステッピングトレーニングです)
その後、ゴール前に詰めてクロスを合わせるというもの
最初はGKだけのDFなしの形式で行いますが
慣れてくればDF1人をつけて行います
いわば2対1+GKのオーガナイズですね
トレーニング自体はシンプルなものなのですが
トップスピードでのクロスを学ぶには
初級編として最適なトレーニングだと思います。
トレーニングを観察していて面白いなと思ったのは
トップスピードのクロスが上手い選手は
わずかながら助走を膨らんで
野球のベースを回るように
ボールへアプローチしているところ
(もちろんボールスピードにより出来ない時もあります)
こうすることによって
普通のキックに近い助走角度で
ボールにアプローチすることが出来るのです。
ポルトガル人指導者がそうゆう細かいところを
教えているわけではないのですが
選手たちは何度か反復するうちに
自然に蹴りやすい方法を見つけだしていっているようでした。
最初は全然ボールが上がらないのですが
何度も何度も反復しているうちに
だんだんと中央の選手へ合うようになっていきます。
トップスピードのクロスの
手始めのトレーニングとして
お気に入りでお勧めのトレーニングです。