フェルメール 28

 

ヨハネス・フェルメール(Johannes Vermeer)

1632年に生まれたオランダを代表する絵画の巨匠

1632年10月31日? - 1675年12月15日?
 

『天文学者』
オランダ語: De astronoom
フランス語: L'Astronome
作者    ヨハネス・フェルメール
製作年    1668年頃
種類    キャンバスに油彩
寸法    51 cm × 45 cm (20 in × 18 in)
所蔵    ルーヴル美術館、パリ

 

来歴:1886年以来ロートシルト家の所蔵。1940年ナチス・ドイツに接収されるが、第二次世界大戦後オーストリアで発見され、ロートシルト家に返却される。その後ルーヴル美術館の所蔵。
フェルメールの現存作のうち、作者のサインとともに制作年が記された数少ない絵の1つである(他に制作年が記載されているのは『地理学者』、『聖プラクセディス』、『取り持ち女』のみ)。本作品は『地理学者』とサイズがほぼ等しく、両者は一対の作品として構想されたとするのが通説である。モデルについては確証はないが、フェルメールと同年の生まれで、同じデルフトの住人であった科学者アントニ・ファン・レーウェンフックではないかと言われている。フェルメールの死後、レーウェンフックが遺産の管理にあたっていることなどから、2人の間には何らかの交流があったと考えられている。天文学者は天球儀に向かっている。その手前にあるのはアストロラーベという、天体の角度を測る器械である。机の上の本は研究者のJ・A・ウェリュ(J. A. Welu)によってアドリアーン・メティウス著『星の研究と観察』という書物であることが指摘され、その本の何ページが開かれているかまで解明されている。壁の絵は『モーセの発見』であり、ユダヤの民を導いたモーセは地理学・天文学にも縁のある人物だと解釈されている。

 

フェルメールの作品

 

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