アスパラガス(竜髭菜、Asparagus spp.)

被子植物の中の単子葉植物に属する多年生草本植物である。

クロンキスト体系ではユリ科に含めているが、分子系統学によるAPG植物分類体系ではキジカクシ科に属

雌雄異株である。
葉のように見えるものは実際は極端にほそく細かく分枝した茎であり、本来の葉は鱗片状に退化

栽培作物は、アスパラガス(A. officinalis)

アスパラガスは収穫、出荷量共に北海道がダントツトップ

 

  

 

原産は地中海東部。和名はオランダキジカクシ(阿蘭陀(和蘭)雉隠)、オランダウド(阿蘭陀(和蘭)独活)、マツバウド(松葉独活)といい、成長すると細かく切れた葉に見える枝がキジが隠れることができるほど生い茂ることに由来する。漢名を石刁柏(せきちょうはく)というが、石勺柏や石刀柏と表記するのは誤りである。また、アスパラと略称される。

 

学名の"officinalis"は「薬用の」という意味で、古くから利尿作用や健胃作用が知られていた[9]。 ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンC、ビタミンE、葉酸、アスパラギン酸などを含む。ちなみに、アスパラギン酸はアスパラガスから発見されたことにちなんで命名された。

 

アスパラガスは、利尿作用が強い食材として知られ、膀胱炎や尿路結石の防止・坐骨神経痛に効くとして治療に用いられてきました。
その「利尿作用」はアスパラギン酸によるものなんです!
アスパラギン酸は利尿作用を高め、毒素を体外に排出する作用があります

 

アスパラでは穂先の部分に多くのルチンが含まれています。

ルチンは、血流をよくすることで動脈硬化予防や血圧改善が期待できる栄養成分です。

 

  

 

グリーンアスパラガスとは 

アスパラガスの栽培方法にもよりますが、立茎栽培という手法では、春に「春芽」を収穫した後、一株に4~5本残しておくことで、それを親としてその後9月頃までその親の根元から芽が出てくるそうです。

この後から出てくるものを「夏芽」といいます。 
一般的なグリーンアスパラガスは芽が出るままにし、日光に当てるので葉緑素が沢山作られ色がつきます。

その分栄養価は高く、カロテンなども多く含まれています。

 

ホワイトアスパラガスとは 
ホワイトアスパラガスは芽が出る春先に土を盛り芽を日に当てずに伸ばし、いわゆる軟白栽培をしたものです。

栽培方法はいろいろあるようですが、完全にフィルムで遮光してマッシュルームのようにして栽培する方法もあるようです。
  
味的には、グリーンの方はやや青臭みがありまが、その分栄養価は高く、カロテンなども多く含まれています。

ホワイトアスパラガスはというと、軟白栽培というだけに、食感が柔らかく、ほんのりと甘みがあって、青臭さがありません。

その分逆に栄養面ではグリーンのものより劣ります。 

でも、栽培に手間がかかる上、傷みやすいので流通量が少なく値段も高くなります。

かつては輸出向けに盛んに缶詰が作られ、国内でも一般的だった時代もあり、ホワイトアスパラといえば缶詰という印象が強いですが、採れたてのものを茹でたものは非常においしいです。少々高いのですが、春には是非使いたい食材です。

ホワイトとグリーン、実は両者は品種の違いではなく、栽培方法が違うだけだったんですね。

日本ではホワイトアスアスパラガスは北海道が有名ですが、北海道産のものは初夏の5月頃から出荷が始まります。

佐賀県なども産地として知られ、こちらが年明け1月頃から春まで出荷されています。

 

アスパラガスの切り方バリエーション

[切り方 使い方]
① 1本そのまま  天ぷら、フリッター、ベーコンを斜めに巻いて揚げる、サラダ
② 5cmカット   炒め物、サラダ、バーベキュー用、焼きびたし
③ 2.5cmカット  炒め物、あえもの、グラタン
④ 1cmカット(さいころ状)  ミネストローネスープ、かき揚げ
⑤ 5cmカット縦1/2  あえもの、おひたし
⑥ 斜め切り  炒めもの、あえもの、サラダ
⑦ 乱切り  炒めもの、マリネ
⑧ せん切り  きんぴら風、スープ
⑨ 斜め薄切り  あえもの、パスタの具

 

[アスパラガス]栄養を逃がさない、茹で方と保存法

https://www.kagome.co.jp/vegeday/yasai/asparagus/

アスパラガス ホワイトとグリーンの違いとは

https://www.ajfarm.com/7562/

 

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%B9%E3%83%91%E3%83%A9%E3%82%AC%E3%82%B9

アスパラならではの栄養成分の効果効能がすごい!

https://yasaioisii.net/archives/6683/