【ラオス・謎の巨石で有名なジャール平原があるポーンサワンからサムヌアにかけて】
人工物の溢れかえった街での生活で、私達は完全に自然のサイクルと切り離された状態で暮らしています。ここに生きていると不思議なことに自分が様々な命とのつながりの中生きている、この地球の一つの生き物であることすらも忘れてしまいます。しかし、こうして熱帯性原生林の東南アジアの山岳地帯を訪れてみると、私達は全生態系のつながりの中生かされている存在であることを感じます。この山岳地帯の多種多様な昆虫類や生物達の命の営みは驚くべき大スペクタクルであり、全ての命と共存するための叡智を私達に教えてくれているような気がします。
雲と光に包まれたラオスの国土のほとんどが山岳地帯で、それはまるで地球の宝石箱をひっくり返したような色彩感覚ゆたかな昆虫達の楽園です。ここはサムヌアからシェンクアンにかけては、東南アジアを横切るメコン川の上流に位置し、農薬などの化学薬品とはほぼ無縁な楽園です。風、水そして空気は澄み、ここでは呼吸することや水を飲むことですら快楽に感じられます。濃厚なキミドリ色の山つづきの亜熱帯ジャングルは豊潤な進化の森であり、ここに生息には多種多様な生き物達が生息しています。これら昆虫達の色、輝き、動きは地球の命そのものを凝縮したかのように美しく、小さいけれど私達に命の無限な営みを教えてくれているような気がします。
バンビエンなどは世界中の旅行者達の聖地ですが、今回紹介したポーンサワンからサムヌア間は観光開発がされてなく、4月~8月にかけての時期は地球の楽園そのものです。












