私は昔不倫をしていた。
まぁまぁ長い間。一回り以上年上の人と。
その時は、会えない時間の方が長いのに、その時間にキュンキュン感じたり愛おしく思ったりしていた。
だから月日が経ってもどんどん「好き」が増していった。
不倫っていいとこ取り。
会っている時間は唯一現実から目を背けて、
ただただ欲望に任せてお互いを欲することができて、
楽しい話しかせず、
次にどんな楽しいデートへ行くかを話して・・・
その時はだけは竜宮城に来た感じ
でも、いざ家に戻ると、家事も育児もあって、
一時的に彼に癒して貰ってもやっぱり悩みはあって、
一人で解決しないといけないことばかり・・・。
そして、いつもどこかで罪悪感(相手のご家族に)を抱えているもんだから、
自己価値がどんどん下がっていたような気もする。
「あぁ、彼が旦那さんになってくれたらな。息子の父になってくれたらな。」と
ココロでは思うけれど、
思っているだけで実は満足していた。
本当は、そんなことになったら、私は略奪者になるし、
めちゃくちゃ年上の人と再婚なんかすると、介護とか大変や~~んと思っていた。(なんて自己中なヤツだ)
不倫をしていた時は、まさにそのカタチ、そのやり方、関係性に満足しているからそうしていたんだと今は想う。
未来を見なくていい関係。今が満たされたらそれでいい関係。
なんとなく昔を思い出したから備忘録。