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i am so disappointed.

1981年の8月といえば日本では松田聖子「白いパラソル」や松任谷由実「守ってあげたい」がヒットしていたわけだが、アメリカではリック・スプリングフィールド「ジェシーズ・ガール」やダイアナ・ロス&ライオネル・リッチー「エンドレス・ラブ」であった。この月の1日にアメリカではMTVが開局していて、それが次第にヒットチャートにあたえる影響を強めていって、第2次ブリティッシュ・インヴェイジョンが起こったりもするのだが、この頃はまだそうはなっていなく、アメリカとイギリスとで売れていた音楽にかなりの違いがあったことが、当時のヒットチャートを見ると分かる。

 

この頃の私は旭川で中学生だったのだが、洋楽のレコードを買いはじめたものの、まだまだ全米ヒットチャートしか追いかけていなく、当時のイギリスでのヒット曲にはリアルタイムでは聴いていなく、後に知って気に入ったものがひじょうに多い。今回はそんな1981年8月8日付の全英シングル・チャートから個人的に好きな10曲を選んでカウントダウンしていきたい。

 

10. Stand And Deliver - Adam & The Ants

 

アダム・アントは海賊ファッションとジャングルビート的な感じで、ニュー・ウェイヴを聴いているような日本の音楽ファンにも結構、人気があったような気がする。

 

 

9. Wordy Rappinghood - Tom Tom Club

 

トム・トム・クラブはトーキング・ヘッズのメンバーが結成したユニットで、「おしゃべり魔女」の邦題で知られるこの曲は日本でもまあまあヒットしていて、中学校で同じクラスだった優等生もシングルを買っていた。米米クラブのバンド名に影響をあたえたともいわれている。

 

 

8. Show Me - Dexy’s Midnight Runners

 

デキシーズ・ミッドナイト・ランナーズのことは第二次ブリティッシュ・インヴェイジョンの流れの中でヒットしたような印象がある「カモン・アイリーン」で初めて知ったのだが、イギリスではそれ以前から人気があり、ソウルフルでとてもカッコいいバンドだったということが分かった。この曲は「カモン・アイリーン」と同じアルバムに収録されていたが、その邦題が「女の泪はワザモンだ!!」というものでなんとなく気に入っていた。

 

 

7. Happy Birthday - Stevie Wonder

 

日本のバラエティー番組などでも出演者の誕生日をサプライズで祝うような時にはよく使われていたような気がする。アルバム「ホッター・ザン・ジュライ」に収録されていたことは、六本木WAVEで宮沢りえに薦めたぐらいなので覚えているのだが、全英シングル・チャートで最高2位記録するほどヒットしていたとは知らなかった。マーティン・ルーサー・キングの誕生日を祝う曲だったはずである。

 

 

6. Girls On Film - Duran Duran

 

第2次ブリティッシュ・インヴェイジョンを強く印象づけたのは1983年にヒットしたデュラン・デュラン「ハングリー・ライク・ザ・ウルフ」とカルチャー・クラブ「君は完璧さ」で、いずれもアメリカにおいて初めてのヒット曲だったが、デュラン・デュランについてはイギリスではすでにこの頃からかなり人気があり、ニュー・ロマンティックなどともいわれていたのではなかっただろうか。この曲の邦題は「グラビアの美少女」で、後に「オールナイトフジ」でグラビアアイドルの写真集を紹介する同タイトルのコーナーでも流されることとなった。

 

 

5. The Model - Kraftwerk

 

80年代の初め、日本ではYMOことイエロー・マジック・オーケストラを中心とする空前のテクノブームが起こり、すぐに去っていったわけだが、ドイツ出身のクラフトワークはYMOに影響をあたえたバンドとしても注目されていたような気がする。この年にはアルバム「コンピューター・ワールド」がリリースされたが、シングルでは1978年のこの曲が再リリースされ、ヒットしていた。日本ではテクノ御三家のヒカシューこの曲をカバーしていた。

 

 

4. Chant No.1 (I Don’t Need This Pressure On) - Spandu Ballet

 

スパンダー・バレエのことは1983年にアメリカでも大ヒットした「トゥルー」で知ったのだが、それ以前にはファンカラティーナ的な陽気で軽めな曲もやっていたのだと後に知った。この曲はそんな時代の代表曲だろうか。

 

 

3. Love Action (I Believe In Love) - The Human League

 

ヒューマン・リーグといえば「愛の残り火」で、第2次ブリティッシュ・インヴェイジョンの先駆者的な印象もあるが、この曲は同じアルバムにリリースされていた曲である。「愛の残り火」はエポックメイキングな名曲だが、精神状態や体調によってはこの曲のライトなポップ感覚の方が好ましく思えることもある。

 

 

2. Tainted Love - Soft Cell

 

これもまた第2次ブリティッシュ・インヴェイジョンの初期を代表するシンセ・ポップだが、グロリア・ジョーンズというアーティストのカバーだったことを後に知る。邦題は「汚れなき愛」で、なんとなく健全ではなさそうな雰囲気がとても良く、それゆえの切なさのようなものも感じられた。

 

 

1. Ghost Town - The Specials

 

不景気で失業率が高かったらしい当時のイギリスの雰囲気をヴィヴィッドに描写した曲だといわれていて、確かに不穏なムードが印象的なのだが、これがシングル・チャートの1位になったというのもすごい。