20. ウェディング・ベル/シュガー
ハイセンスなニューミュージックでラテン風味だったりサックスが最高だったりコーラスが素晴らしかったりするのだが、元カレの結婚式に呼ばれた女性が主人公の辛辣な歌詞が印象的である。オリコン週間シングルランキング最高2位のこの曲で、「NHK紅白歌合戦」に出場もしている。近年では大森靖子にカバーされたりもしている。
19. タワー・サイド・メモリー/松任谷由実
オリコン週間アルバムランキングで1位に輝いたアルバム「昨晩お会いしましょう」の1曲目に収録されている。神戸を舞台にした切ないシティ・ポップ的な楽曲で、この年に開催された神戸ポートアイランド博覧会、通称、ポートピア’81も歌詞に盛り込まれている。
18. 多摩蘭坂/RCサクセション
この年のRCサクセションはグッと知名度を上げ、メディアへの露出も増えていったが、シングルは1枚もリリースしていない。この曲はアルバム「BLUE」に収録されたバラードで、モチーフになったと思われる国立のたまらん坂はRCサクセションファンにとっての聖地となった。
17. キュー/イエロー・マジック・オーケストラ
テクノブームはすっかり落ち着き、YMOのアルバム「BGM」のセールスも前年のアルバムと比べると落ちていたのだが、音楽的にはより充実していった。シングル・カットもされたこの曲にはイギリスのニュー・ウェイヴ・バンド、ウルトラヴォックスからの影響が感じられ、細野晴臣と高橋幸宏によって作られ、坂本龍一はかかわっていないという。
16. 心の銃/アナーキー
3作目のアルバム「亜無亜危異都市(アナーキーシティ)」に収録された、とても良い曲。単なるスタイルではなく、アティテュードとしてのパンクロックであるのと同時に、卓越したポップ感覚が感じられる。
15. スローなブギにしてくれ (I want you)/南佳孝
角川映画の主題歌にもなった、80年代的なロッカバラード。
14. フェイド・アウト/INU
日本のロック&ポップス名盤リスト的なものに取り上げられている率が高いINUの「メシ喰うな!」は、大滝詠一「A LONG VACATION」、イエロー・マジック・オーケストラ「BGM」と同じ1981年3月21日に発売されている。批評性の高い歌詞とパンク/ニュー・ウェイヴなサウンドが特徴。念のため、現在の作家、町田康が町田町蔵として率いていたバンドである。
13. MONSTER STOMP/吉田美奈子
アルバム「MONSTER IN TOWN」に収録。当時の日本のメインストリームからはちょっとかけ離れていたようにも思える、ファンキーでとてもカッコいい曲。
12. ロックン・ロール・ショー/RCサクセション
デビュー当初はフォーク編成だったが、不遇の時代を経てロック・バンド化してブレイク、その音楽性がわりとちゃんと反映していたようにも思えるスタジオアルバム「BLUE」の1曲目に収録。
11. カナリア諸島にて/大滝詠一
「A LONG VACATION」のリゾートポップ的な側面を最も象徴しているように思える曲。薄く切ったオレンジをアイスティーに浮かべて、海に向いたテラスにペンだけすべらすような状況に憧れた者は少なくはないと思える。ロート製薬のCMに使われていた。