ただいま、我が家のありがたいキングボンビー様が、活躍しております。
今回の彼のターゲットは、「クリスマスケーキ」です。
オーストラリアでクリスマスケーキというと、日本のものとは全く異なり、ドライフルーツがしこたま入ったボソボソ硬くて甘いものです。
何ヶ月も前から仕込むとのことで、手作りすると大変手間のかかるケーキです。
ドライフルーツ全般が甘すぎて苦手なため、私にはどうしてもこのケーキがおいしいとは思えず、わざわざ家で作るなんて、時間とお金の無駄だと思っています。
普通のケーキですらだいたい一口二口食べれば満足で、後は誰かにあげてしまうことが多い私です。
なのに、今、我が家のキングボンビーことまめつぶ夫が今年のクリスマスパーティー用に、クリスマスフルーツケーキを作っています。
まさに、悲劇です。
事の発端は、テレビでクリスマスケーキの宣伝を見たときの、私の暴言です。
「あんなにまずいものはない。あれのせいでクリスマスが台無し。そもそもクリスマスケーキが好物だという人は絶対にいない」
くらいのことを、SワードやFワードも交えながら言ったと思います。
それで、彼のやる気に火をつけてしまったのです。
インターネットでこれだと思うレシピを見つけたらしく、日曜日に材料の買出しに付き合えといってきた時点で
いやな予感はしていました。
スーパーに着くと同時に私たちは別行動になったのですが、合流したときにはすでに、夫はケーキの材料を2倍計算にして、ものすごい量の材料をトローリーで運んでいました。
いざ会計をすると、ケーキのための合計額は、
なんと、なんと、なんと、
100ドルを超えていました。
キングボンビー降臨の瞬間でした。
目の前が紫色になり、アゴがはずれたような気がしました。
さらにその後、
リカーショップに行きブランデーを36ドルで買ってきました。
この材料でケーキが100個作れて、99個を売って儲けが出るならば私も何も思いませんが、どうせおいしくないクリスマスケーキひとつ(2倍増量)に、ま さ か140ドルもつぎ込むなんて。
「引っ越したばかりで家に洋食のスパイスが充実していないため、必要なスパイスを全部買ったらこうなった」と言い、怒り絶頂の私を横目に、彼はご機嫌でした。
今思い出しても、乾いた笑いと怒りがこみ上げてきます。
どうせ、
「誰も食べたことのないスペシャルなクリスマスケーキを一発お見舞いして、家族中の注目を集めよう、ほめてもらおう。」
「すばらしいケーキを作った男としてみんなに語り継いでもらおう。」
とでも思っているのでしょう。
私の中では、違う意味で彼自身が伝説になっています。
スーパーで買うと、クリスマスケーキやプディングは、ひとつ15ドルぐらいでしょうか。
うち、ビンボーなのに、なぜフルーツケーキに140ドルも払わなければならないのでしょうか。
クリスマスケーキを作ったことのある方に、普通はどのくらいのコストで手作りできるものなのか、お聞きしたいです。
買うより安くておいしいのが、手作りの良いところなのではないのでしょうか。
今日職場の仲間に聞いてみると、「普通は」作ったほうが安くておいしいそうです。
家に帰ってからさっそく作り始めていましたが、材料を2倍にしたため、家にあるボウルに全部入りきらず。
キングボンビーは、特大の中華なべで材料をブランデーに浸していました。
ちょっと高くついてしまいましたが、なんだかんだ言っても、愛する夫が楽しんで作っているのだし、出来上がるのが今から楽しみです ^v^
・・・・・などとは到底思えず、
なにしろドライフルーツ自体が好きでないので、恨みはつのるばかりです。
夫は、「文句はこのすばらしいケーキを食ってから」と言い、クリスマスには私がクリスマスケーキ大好き人間に生まれ変わることを信じているようです。
大量のドライフルーツ
---夫が買ったもの---
オレンジピール 500グラム
干しシトロン 500グラム
干しパイナップル 500グラム
フルーツケーキ用ドライフルーツミックス 500グラム
さくらんぼ漬け 赤 250グラム
さくらんぼ漬け 緑 250グラム
ドライカレンツ 2カップ
干しぶどう 2カップ
オレンジジュース 1カップ
小麦粉 7カップ
バター 3カップ
黒砂糖 4カップ
糖蜜 1カップ
卵 10個
シナモン
ナツメグ
クローブ
オールスパイス
メース
ベーキングパウダー
ブランデー
ケーキ型
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