ルネサスエレクトロニクス社のエミュレータE1は既に製造中止になり、新しいものを買うことは難しいですが、お持ちの方はたくさんいらっしゃって、最近はE2liteで書かれたプログラムをE1で動かしたい、というご要望を複数いただきました。

 

136.で書いた逆をやればいいのですが、ちょっとした注意点もありますので、併せて書いてみました。

E2liteからE1へのエミュレータの変更は下図のようにプロジェクト・ツリーの中のE2lite右クリックで、使用するデバックツール→E1を選びます。

           E1を選択。

             E2liteからの供給可能電圧は3.3Vのみなので、E1に変えてもその設定が踏襲されるようです。但し、デバックツールをE1に変えてから5Vに変えることも可能ですが、使われているハードウエアによっては5Vに電圧を上げて動作させると壊れるものがあります。

 

例えばビーリバーエレクトロニクス社のRX230学習セットに使われているCPUは5Vでも動作しますが、周辺の有機EL表示器SO1602AWWB、WiFiモジュール ESP-WROOM-02D、色センサ VEML6040などは上限動作電圧が3.6Vなので、5Vを加えると壊れます。

 

その辺だけ注意していただければデバックツール E2liteからE1への変更は上記のように簡単に出来ます。

 

最後に設定を保存します。