「男声合唱講習会」主催 宇都宮市民合唱協会
講師 清水昭先生(合唱指揮者協会理事長)
参加団体 宇都宮男声合唱団 男声合唱団アウルス、ドン合唱団、柿の木グリークラブ 他1団体
総勢 84名
≪講習曲目≫
l 男声合唱組曲 柳河風俗詩より「梅雨の晴れ間」
作詞 北原白秋 作曲 多田武彦
Ⅱ 男声合唱組曲 月光とピエロより「 秋のピエロ」
作詞 堀口大学 作曲 清水 脩
≪事前練習≫午前中
l 「梅雨の晴れ間」
講師 鈴木静枝先生(宇都宮男声合唱団指揮者)
Ⅱ 「 秋のピエロ」
田中秀男先生(男声合唱団アウルス指揮者)
≪講習会≫ 午後から
講師 清水昭先生(合唱指揮者協会理事長)
l 男声合唱組曲 柳河風俗詩より「梅雨の晴れ間」
作詞 北原白秋 作曲 多田武彦
梅雨の晴れ間 # 早く 律動的に ♩=88
「まわせーまわせーみずぐるまーー」
「まわせー」・・・の言葉について・・表現の仕方がいろいろある・・・
強調するところの確認
「(隈)くまどー-り(紅)あ - かいしやつ ・(面)つらにー●
「つらにー●」の「にー」の四分音符の伸ばし方と次にある
「●」四部休止符・・・・休み?・・ここは切る。
流れを繋ぐ、次のフレーズの始まりである。
「あしどりかるく手もかろくー●きつねー六―法―ふ―みーゆかんー花道のした・水ぐるまー」
「●」四部休止符はただの休みではないことを注意して歌う。
・・・以下省略・・・・
Ⅱ 男声合唱組曲 月光とピエロより「 秋のピエロ」
作詞 堀口大学 作曲 清水 脩
この曲を(A)(B)(C)に3分割して練習。
最初は意外にも
(B)Molto piu lento e legagatoから・・・練習・・・
清水先生の意図が覗える。
じっくりとA C# E の和音で表情を変える。世界を変える。
「月のようなる白粉のーー顔が涙を流すなりーー」
p pp
「おしろいのー」
oshiroi 」osiのsi 子音を強調しないこと。控えめに・・例えば・・・「この道―はー」の
Koのみちはーいつか・・ ⇒Koonooと母音を響かせる・・・
「身すぎ世すぎの是非もなくーーおーどけたれどもわがピエロー」 付点音符と三連音符の変化
●ピエロは堀口大学 自身である。27才の時の詩。
父は外交官のため外交官の道を求められたが、その道を望まず・・・文学の道へ進む、恋もする・・・
「身すぎ世すぎの是非もなく」(自分の生計を考えることもできずに・・・)
以下・・・・省略・・・・
(A)Modererto
泣き笑いしてわがピエロ
秋じゃ! 秋じゃ! と歌うなり。
O(オー)の形の口をして
秋じゃ! 秋じゃ! と歌うなり。
(B)Molto piu lento e legagato
月のようなる白粉の
顔が涙を流すなり。
身すぎ世すぎの是非もなく
おどけたれどもわがピエロ
(C)Tempo 1 (Modererto)
秋はしみじみ身に滲(し)みて
真実なみだを流すなりーーーー」
愉しい講習会でした。
ありがとうございました。
関口宏さんと似ているような気がします・・
(毎朝BSでヨーロッパの旅)
●だいぶ前のことですが
大和銀行東京合唱団の演奏会で・・・
佐々金治先生と清水昭先生の指揮で歌わせていただきました。
佐々金治先生の追悼演奏会の時は清水昭先生の指揮でヴィヴァルデイのGloriaを歌いました。合宿もして・・
7月に大和東京合唱団の懇親会があります。愉しみです。
講習会の報告は難しい~~~