我が家の近くにクマが出た!その時世界は | 八ヶ岳ゆるふわ日記

八ヶ岳ゆるふわ日記

八ヶ岳南麓大泉と東京を行ったり来たりの毎日。日々のよしなしごとを綴ります。

(北杜市HPより)

 

「夕べお宅のすぐ近くでクマが出たらしいですよ」

 囲碁トモのAさんからの連絡で北杜市のHPを確認したところ、5月27日17時頃、我が家のすぐそばの石堂交差点でクマが目撃されたとのこと。

 

(レインボーラインと県道28号が交差する石堂交差点から小淵沢方面を望む 写真の奥に28号と並行するように甲川(ショボい小川)が南北に流れている)

 

 山梨県の推計によると県内のツキノワグマ生息数は500頭程度。そのうちの約100頭が八ヶ岳南麓にいるというのが私の勝手な推測だが、そいつらは普段は小海線以北で暮らしていて人里には滅多に下りてこない。

 今回のクマはエサに夢中になったか、あるいは発情したかで八ヶ岳山麓から連なる甲川沿いに延々とここまでやってきたのだろう。帰りはずっと登りだからご苦労なことだ。

 

 クマが目撃された時間に私は何をしていたか。

 囲碁トモBさんの家で囲碁を打った後に「ウチで酒飲んでメシ食っていきなよ」というお誘いで奥様の手料理でグビグビやっているところだった。

 

(鶏の唐揚げ+一番搾りおいしゅうございました)

 

(肉じゃが+八海山おいしゅうございました ゆるふわはもう食べれません)

 

 すっかり出来上がった私を奥様がわざわざクルマで送ってくれ、石堂交差点のところで降ろしていただいたのが午後7時頃だから、下手をすればクマ公と鉢合わせするところだったのである(汗)。

 

 これはいろんな方にお伝えしなくてはならない。

 特に近隣の散歩トモ連中は高齢者ばかりだから、十把ひとからげにクマに襲われても不思議ではない。

 

 Cさん、Dさん、Eさん、・・・私は思いつくままに片っ端からLINEや電話でクマ出没のニュースを伝えてあげた。それだけではネタとしてイマイチ面白くないので、すんでのところでクマと鉢合わせしそうになったことも付け加えた。

 

「ふ~ん、出没したのはクマじゃなくてアンタだったんじゃないの」

「出くわしてたらどっちが勝ったんだろうね」

 貴重な情報に感謝する人、危うく災難を逃れたことを喜んでくれる人は皆無で、口から出てくるのはへらず口ばかり。

 ああ、人情紙風船。

 

 雨が降ろうが槍が降ろうが、富士山が噴火しようがレインボーラインで取り締まりやってようが、もうどんなことが起きてもこいつらには金輪際教えてやんない。

 心の狭い私は心に固く誓った。

 

(4985日も残して生涯を終えていたかもしれないのに)