(今年のキウイは大豊作になりそうな雲行きなのだが・・・)
2022年の夏に心筋梗塞で救急搬送されたのを奇貨として庭の手入れを怠ること2年、テッポウムシ(カミキリムシの幼虫)による食害は目を覆うばかり。
(早いものであれからもうすぐ2年経つ)
我が家の庭ではノルドランド(耐寒性の強いイチジク 苗はとても高い)を皮切りに、キウイ、バラ、ブドウ(藤稔)と次々にテッポウムシにやられたが、先日エゴノキが根元から折れたのをきっかけに眠れるキリギリスはついに目覚めたのであった。
(地表部分が消えたキウイの雄木 どっこい新芽をふきだしたが雄木の役割を果たすにはまだ時間がかかりそう)
(エゴノキは倒れた際の根っこのダメージがひどかったらしくヒコバエがでてこない)
スイッチョ、スイッチョ、この日物置からいまやビンテージと化した木酢液をひっぱりだしたキリギリスはキウイ、バラ、ブドウ、カエデ、ジュンベリー、ハナミズキと片っ端から木酢液を噴霧した。
(8年物の木酢液 相当強力なはず)
特にリキをいれたのはキウイである。
赤キウイ(紅妃)、黄色キウイ(この名前で売ってたので正式名称不明)、緑キウイ(ヘイワード)ともおびただしい花芽をつけているというのに、相方の雄木は全く冴えない。
(右半分ほどテッポウムシにやられた)
わずかに蕾をつけているこのショボい雄木がテッポウムシにやられたら今年の収穫は画餅に帰してしまう。スイッチョ~(泣)。
(あわてて植えた雄木も成長途上で役にたちそうもない)
我ながら感心するほどせっせと働いたキリギリスがやれやれと昼メシを食っていると、「対岸の美しの住人」様からブログにコメントがあった。なんと明日(10日)は「泣き霜」の可能性が高いというのだ。スイッチョ~(泣×2)。
泣き霜というのは立春から99日目(ちょうど今か頃)にやってくる遅霜をいう。ちなみに八十八夜のそれは「別れ霜」というらしい。
これはもうひと働きせねばなるまい。
キリギリスは物置からいつ何のために買ったのか判然としないこれまたビンテージものの透明キャップを取り出し、万願寺唐辛子に被せた。
(よくみつけたよスイッチョ)
(キャップが1個足りないので根元を枯れ葉で覆い段ボールを雪ん子のように被せてみた)
アメダス大泉の予報では、明日5時の気温は4℃。おそらくアメダス設置点より100mほど高い我が家では3℃まで下がるだろう。
キリギリスの健気な努力が実を結ぶのか、それとも3年連続の遅霜で万願寺の命脈を断たれてしまうのか。
審判の日は近い。