「幸せホルモン」を取り戻す | 八ヶ岳ゆるふわ日記

八ヶ岳ゆるふわ日記

八ヶ岳南麓大泉と東京を行ったり来たりの毎日。日々のよしなしごとを綴ります。

 

(春めいてきた八ヶ岳南麓だが北岳はまだ冬山)

 

1か月ほど前から心身の調子がイマイチである。何をやるのもメンドくさく、ゴロゴロしている時間が長くなった。

 日記代わりのブログもここんとこ更新頻度が落ちているし、囲碁のネット対局でも不調は顕著。真剣に考えるのが億劫でまあこんなもんかと打つから負けがこみ始めた。

 

(5段になる日も近いかもと心ときめいたのも今は昔)

 

 ことによると老人性うつ病かもしれない。

 そういえば30年ほど前にも同じような症状になったことがあった。思い余って上司に相談したところ、

「君がうつ病なら僕なんかとっくの遠に重度のうつ病になってるよ」

と嘆息されて以来のことである。

 

 ただ不思議なことに食欲減退、不眠といった巷間言われるうつ病の典型症状がみられない。ひょっとしてコロナに感染したのかも、とネットで調べてみると「新型うつ病」という新しいタイプのうつ病があることが分かった。

 

「新型うつ病」の従来のうつ病と異なる特徴は、

・「生まれてきてごめんなさい」でなく、「オマエが悪い」と他罰的になる

・自己中心的になり他者配慮に欠ける言動が目立つようになる

・食欲が亢進する、睡眠時間も長くなる

・旅行、カラオケなどはふつうに楽しめる

・症状が強くなるのは夕方から

という。なんと全部当たっているではないか(汗)。

 

 仮に新型うつ病だとして、ストレスフリーのゆるふわ生活を送る私が何故心の病にかかるのだろう。

 クヨクヨ考えた結果、「飲んでる薬が悪い」という結論に達した。ちょっと他罰的ではあるが、まあそういう病気だから止むをえまい。

 

(現在7種類の薬を服用中)

 

 一番怪しいのが悪玉コレステロール(LDL)を減らす薬である。

 LDL値が低すぎると「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンの体内生成が阻害され、うつ病を発症するリスクが高まることが臨床的に明らかになっている。

 心臓発作以来改善薬の服用に加えてバターやチーズを控え、揚げ物もハレの日以外は食わなくなった私のLDL値は今や下限を下回っているから、そのせいでうつ症状を起こしたとしても不思議ではない。

 

 もうひとつ考えられるのが腸内環境の変化である。

 LDL改善薬、血栓を予防する薬とそれに伴う胃潰瘍を防ぐ薬を毎日飲むようになってから明らかに腸内環境が劣化した。腸内環境の劣化はセロトニン生成のもとになるトリプトファンの腸内生成を大きく阻害するという。

 

 お医者さんは中々処方薬を減らしてくれないから、相談しても無駄だろう。自主的にLDL改善薬は一日おきにして、胃潰瘍防止薬は服用を止めることにした。

 

 セロトニン生成には日光を浴びることと、リズムのある運動(ウォーキングもいいらしい)が欠かせないという。

 春の訪れとともに外に出る機会も増えるだろう。サクラが咲くころには元気を取り戻せているといいのだが。