八ヶ岳南麓の家造り・東京の家造り①窓のガラスをどうする | 八ヶ岳ゆるふわ日記

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八ヶ岳南麓大泉と東京を行ったり来たりの毎日。日々のよしなしごとを綴ります。

(杉並区 カーポートを利用したブドウ棚 八ヶ岳南麓では中々見かけない光景)

 

 終の棲家のアウトラインが固まってきた。

 窓は大小取り交ぜて22か所である。

 工務店から窓の形状をどうするか尋ねられたので普通の引き違い窓を少なくして上げ下げ窓とすべりだし窓を多用することにした。

 引き違い窓の方が開口部は大きくなるが、新たな家ではふとんを干すわけでもなく通風をよりよくする必要もないのでデザイン性重視にしたのである。この辺は八ヶ岳南麓に家を建てた際のリベンジという意味合いもある。

 

 「ガラスはどうしましょうか」

 工務店によると終の棲家の界隈は「準防火地域」というものに該当していて、窓ガラスは以下の中から

選択しなくてはならないそうだ。

・ 透明ガラス+防火シャッター

・ 網入り透明ガラス

・ 透明耐熱ガラス(網なしだが高価)

・ 網入り型ガラス(曇りガラス)

 

(防火地域・準防火地域マップ(東京都都市整備局HPより) 杉並区はまるまる防火地域または準防火 
 地域となっている 逆に北杜市には防火地域、準防火地域は存在しない)

 

 う~む。

 網入りというのはなんだか雑居ビルの窓のようでどこそこ殺伐としたイメージがある。「無担保ローン」なんていう赤いステッカーがドド~んと貼ってあったりして。

 曇りガラスも興ざめだ。最近はテレビから消えてしまったがかつては民放こぞってやっていた「身の上相談コーナー」を思い出させる。「音声は変えてあります」ってやつ。

 

 悩んだ挙句以下の構成とすることにした。

 透明ガラス+防火シャッター:2

 網入り透明ガラス:18

 型ガラス:2(浴室とトイレの窓)

 

 だいたい型ガラスなんて誰がわざわざ選ぶのだろうか。八ヶ岳南麓では型ガラスなんぞ見かけたことがない。
 そう思いながら散歩がてらあちこちの家をじっくり観察すると、今までは気がつかなかったが意外なほど型ガラスの窓が多い。
 よく考えてみると目と鼻の先にお隣がせまっている東京では窓から見えるものはお隣の洗濯物と電柱位。採光に関しては型ガラスも透明ガラスに遜色がないというから、あえて透明ガラスにこだわる意義はどうやら低いようだ。
 
(こんな景色が広がっていれば透明ガラス一択だが)
 
 さらに型ガラスには「カーテンをつける窓が減らせる」という利点もある。確かに階段部分の窓にカーテンをつけると狭苦しいうえに埃っぽさが気になってしまう。
 
 「あの、窓のガラスですけど、まだ変更できますか」
 「できますよ~」
 
 そうとなれば宗旨替えにためらいはない。結局、 

 透明ガラス+防火シャッター:2 (変更なし)

 網入り透明ガラス: 

 型ガラス:17

 
と、オセロの大逆転とばかりに大幅に変更したのであった。
 
(こんな景色だったら迷いはないんだけどな~)