ここのところ愛犬そらのアレルギーがさらにひどくなってきていて、一日中かゆいかゆいと身体中を
かきむしっている。
(寝不足でボーっとしているそら)
いつも食べているアレルギー犬専用のペットフードもしばらく止めて違うものを食べさせた方がよいかもしれない。そう思って八ヶ岳南麓石堂交差点の近くにある小さなブティック「Petit Wendy」に馬の生肉を買いに行った。
ここはセンスのよい服が置いてあることで有名だが、ペットの健康食品にも力を入れていることは案外知られていない。
(生肉は馬、鹿、牛、豚の品ぞろえ(いずれも無添加)この他に健康サプリもいろいろ)
「ガブちゃんのとこ行こう」
そらに声をかけると欣喜雀躍して歩き出した。 そらは Petit Wendy のオーナーご夫妻の愛犬バセットハウンドのガブリエルちゃんとドミニク君が大好きなのだ。
(手前ガブリエルちゃん奥ドミニク君どちらも5歳 体重は30キロ以上あるという大物)
Petit Wendy に到着すると母屋から2匹が飛び出してきた。旧交を温めるがごとくさっそく庭の芝生で
3匹のじゃれあいが始まった。
(まだ帰らないよ)
やがて奥様がゴムボールを持ってきてくださると、そらはそっちに夢中になった。気立てのいいドミ君とガブちゃんはそんなそらの様子をじっと見守っている。
(お、これは上物)
(ガシガシ 後ろにいるのはドミニク君)
奥様と話し込んでいると、八ヶ岳南麓の青い空に突然怒号が響き渡った。
ガブちゃんとそらがボールの取り合いを始めたのである。
(そらからボールを奪取したカブちゃん この後そらが帰るまでずっとボールを監視していた)
2匹が争うなどというのはこれが初めてのことである。
奥様によると数日前に捨て猫を保護したそうだが、それからというものネコの介抱に時間をとられて
ガブちゃんと遊ぶ時間が減ってしまった。
そんな寂しさとヤキモチとがないまぜになったところに、今度はそらが自分の大切なものを奪ったものだから哀れなガブちゃんは思わず逆上したらしい。犬は主人のことをひたすら思う生き物だから、その分嫉妬心も強いのである。
(芝生ではセキュリティ不十分と感じたガブちゃんは草むらに移動してボールを守った)
久しぶりの争いはそらにとっても大きな刺激となったらしく、家に帰るなりスヤスヤと寝息をたて始めた。
楽しい一日を過ごせてそらも大いに満足したようだ。
(母屋のブドウ棚に我が家の3倍はあろうかという巨大なニンニクがつる下がっていた
思わずガン見していると奥様が分けてくださった ありがとうございます)