関西風鰻を食う(前編) | 八ヶ岳ゆるふわ日記

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八ヶ岳南麓大泉と東京を行ったり来たりの毎日。日々のよしなしごとを綴ります。

 

 八ヶ岳南麓大泉の鰻屋「森のやまびこ」に行くことになった。

 ここは蒸さないで鰻を焼き上げる関西風鰻の店で、関西風がそれほど好きではない私は界隈で物件探しをしていた6、7年ほど前にテイクアウトで食って以来一度も足を運んでいない。

 今回行ってみる気になったのは、敬愛する「大どろぼう日記」のブログ主さんがブログに写真を多数載せてくれたことがきっかけである。ここ、鰻はともかくどうやらツマミが充実している様子なのである。

 

 実際のところ、

背開きいったん蒸しの関東風鰻と、

腹開きいきなり照り焼きの関西風鰻

どっちが旨いのだろう。おそらく一長一短あるのだが、固い物を食う習慣が薄れてきた現代人には関東風の方が口当たりがよいらしく、日経新聞によると大阪でも今や関東風が主流となっているらしい。

 

 食い物とか言語、風習とかはだいたい木曽川をはさんで東西に分かれているものだが(関連記事は↓)、鰻に関しては諏訪~浜松のライン、即ち糸魚川静岡構造線のやや西に境界があるという。

 

 事実諏訪と浜松は関東関西双方の鰻が味わえる鰻フリークの聖地となっているらしい。

 何故鰻境界線のみ東方にずれたのか。

 この点については「名古屋アマキャラ~文化」の影響を草莽の民俗学者ゆるふわ博士は指摘している。名古屋人の異様な食癖(注:私が言ってるのでなく、ゆるふわ博士がそうほざいているのです)のバイアスが東西境界線をほんの少し東へ寄せたのだというのだ。

 

 ツマミ以外にこの店に足を運ぶもう一つの理由が徒歩圏にあること

 家から30分近く歩くことになるが、適度な運動でビールや酒がより旨くなるというもの、ちっとも苦にならない。

 

 そんなわけで鰻を食いに行くというより新たな居酒屋探索といった心持ちなのである(続く)。

 

(鰻に4000円、5000円遣うなんて馬鹿馬鹿しい

 神田西口「うな正」が最高 お勧めは鰻が二層になっているうな丼ダブル1850円)