(バイエル「タフシーバ」世界のバイエルにしてはベタな名前)
我が家の庭に高麗芝を貼ってから3年半経つが、高温多雨のせいか今年は異常事態になった。
まず、キノコ。
梅雨時にはエノキダケによく似た「シバフタケ」が顔を出したりしていたが、10月にはもっと大きくて茶色いキノコが出現した。
(これもシバフタケだとしたら食用になるはず)
キノコはまだ愛嬌があるが、始末に負えないのがハゲハゲ(ラージパッチ)である。
これまでもハゲハゲが出ることは時々あったのだが、春秋とも何度か「オーソサイド」を散布することで被害の拡大を抑えてきた。ところが今回は芝生のかなりの部分にラージパッチが発生してしまった。
(見るも無残な状況)
元々我が家の芝生は生い立ちに不幸があった。
3年半前に芝を貼る時、ガーデニング初心者の私は、「土を深さ30センチほど耕す」というのを「30ミリ」と勘違いしたのである。そのせいで水はけが極度に悪い土壌となったのが病気の原因ではないだろうかと思うと、ハゲハゲを見るたびに私は侮根に苛まされるのである。
土留め工事をお願いした細川庭店の海老蔵社長に休憩の時に原因を聞いてみると、元々傾斜地でもあり耕し方が足りないせいで病気になることは考えにくく(ああよかった)、病原菌(リゾクトニア菌など)がきちんと駆除できていないことが折に触れてハゲハゲが発生する原因だとおっしゃる。
「オーソサイドを春秋とも2、3回散布してるんですけど」
「それが効いてないんでしょうね。そういう時は薬を変えた方がいいです」
と、紹介してくれたのがドイツバイエル社の「タフシーバ」である。
(Jマートでは売っていない)
Amazonで9400円/ℓ と高額な薬だが、これでハゲハゲが治れば御の字だ。
11月5日朝の気温は3℃。冬の訪れとともにハゲハゲも終息に向かうだろう。「タフシーバ」の効能が
どの程度のものか、結果は来年初夏までおあずけだ。