(「ギャラリー彩」は素敵な一軒家 「大泉スタンダード」というよりは南欧風の佇まい)
囲碁トモのGさんに先日教えていただいた「八ヶ岳美術館ソサエティ」にさっそく行ってみた。
ここは「ダイヤモンドソサエティ」という全国10数か所にホテルがある会員制リゾートの傘下ホテルで、そのせいか全体にリッチな雰囲気を漂わせている。
肝心のレストランは残念ながら昼間の営業は土日だけ。しかたなくご自慢のテラス席だけ見物しようと照明の消えたダイニングルームに闖入した。どうもここのところコソ泥風の行動が続いているのが哀しいが、それがまた妙に絵になっているのも哀しい。
(標高1200メートルのテラス席 残念ながらテラス席の予約はできないそうだ)
展望塔(無料)からの眺めを楽しんだあとギャラリー(これも無料)へ。立派な展示室で特別展が行われていた。
左:野口明美さん(←有名?)銅版画展(特別展)
右:常設コレクションの一部(ピカソ「ヘアネットの婦人」 1949リトグラフ
ゲージツを堪能した後は、腹も減ったので最寄りの藤あや子さんの店「ギャラリー彩」でカレーを食ってみることにした。
雨模様の平日ということもあって、ワンちゃんOKのテラス席も、館内のギャラリー(これまた無料だ)も我々以外には客はいない。もちろん藤あや子さんも、いない。
(貸し切り状態をいいことにテラス席をあちこち点検するそら)
(館内の様子が気になる その先には・・・)
(お土産やら紅白歌合戦のトロフィーやらがいっぱい)
やがてカレーがバイトのお姉さんの手によって厳かに登場した。
(「コロッケ、ソーセージ入りカレー」 枯山水風の佇まい サラダ付き1500円)
「職業に貴賎なし」という。
おなじようにカレーにも貴賎はない。そして旨いも不味いもなくそこはカレーがあるだけの小宇宙だ。
実存的。実存的である。このあまりに実存的な食い物を私は愛して止まない。
味がどうかなど気にするのは野暮というもの。藤あや子さんのファンの方は「ギャラリー彩」でカレーを、そうでない方は「ヴィラ・アフガン」その他のカレー屋へ。それが大人というものでしょう。
(玄関の前は泉ライン 緑が濃い)