東京脱出 何処へ?(続き) | 八ヶ岳ゆるふわ日記

八ヶ岳ゆるふわ日記

八ヶ岳南麓大泉と東京を行ったり来たりの毎日。日々のよしなしごとを綴ります。

 東京を脱出するのはいいが、どこに住むか?ロケハンにあたって、私が練りに練った条件は以下のとおりである。


 蛇足だが、私は計画には水も漏らさぬ緻密さを発揮するが、実際の行動段階ではゆる~くなる、という性癖がある。

1 とにかく夏涼しいこと その分冬寒いのは我慢する

2 東京から車で2時間以内(100~150km)

3 将来定住も可能なこと(インフラ、買い物、冬のアクセス)

 

 さっそく主だった高原別荘地の分布を調べてみた。新宿駅を中心に100kmの同心円をひく。

 箱根、河口湖、山中湖あたりが候補地か。さらに150kmまで拡げてみると、
那須、水上高原、軽井沢、大泉(八ヶ岳南麓)、原村などエース級が
ぞくぞく仲間入り。
 
 これらの候補地に設置されたアメダスの気候、標高、東京からの距離をまとめたものが下の表である。
  (注)距離は、東京都杉並区役所からアメダス所在地まで高速道路を使用した
    場合の走行距離
那須高原
夏涼しいわりに月間最低気温(月間平均最低気温 当地の場合2月)が比較的高く、過ごしやすそうである。距離が遠いのが難点。
東北道は慣れていないせいか、余計遠く感じる
水上高原
IC付近では標高が低い。藤原湖界隈が候補となるが、冬のアクセスは心配。宝川温泉、ならまたキャンプ場などに宿泊した経験では買い物は不便
軽井沢
軽井沢は湿気が多い、という印象だが、データ的にはそうでもない。
ただ旧軽井沢近辺はかつての清里と並んで、ソフトクリームベロベロ観光客の聖地、というイメージが払拭できない。北軽井沢(ここは群馬県だが)まで行けばのどかで買い物も便利だが、距離はその分遠い。
箱根、山中湖、河口湖
過去ホテル、ペンション、ロッジ、オートキャンプなどで何度も過ごしたが、冬は行かない、という条件ならいずれも悪くない。ただ、それなら
これまでどおり必要なときにどこかに泊まればいいのである。
原村
かつてはペンション村、現在は老人医療費無料の自治体として有名
定住地として推薦してくれる方も多いのだが、運転嫌いの私には距離がハードルになる。
 
 消去法的に大泉が残った。子供たちがキャンプに行かなくなってから同地のペンションに夫婦で数回宿泊し、なんとなくイメージ もわくこともあり、まずは大泉の物件さがしに着手することにした。
 さっそく近所の図書館に行って「薪ストーブ大全」、「ログハウス入門」を借りてきた。緻密な計画を実行に移すには、イメージトレーニングによるモチベーションアップが必須である。
 
 この後2015年11月に家が完成するまでの約2年半でおおよそ100冊あまりのノウハウ本を読んだが、この2冊がアタマデッカチへの道の栄えある第一歩となったのである。