(西荻窪「肉と蕎麦の店 晴レルヤ」シャトーブリアンとカイノミ)
この日向かったのは西荻窪「晴レルヤ」。
もともとご近所の飲みトモAさんと訪ねる予定だったのだが、都合が合わず私は今回2度目の訪問となった。
人気店らしく予約がとれたのは2000~。
それまでどこかでちょっと飲んでましょうということで、Aさんが見つけてくれた中央線高架下の「むさしの」という割烹で軽く乾杯した。
居酒屋というよりはちょっと上品な店でツマミも豊富。
(この手の張り紙が壁に3つ、さらに手元には数ページのお品書きが)
協議に協議を重ねた2人が選んだのは、新筍若竹煮とミニお造りセット。
これなら晴レルヤとカブることはないだろう。
(出汁が利いていてすこぶる旨し)
(マグロ、金目鯛、生タコのミニお造り)
生ビールを1杯、さらに日本酒1合を慌てて飲んでわずか30分で店を出た。
「晴レルヤ」は満席だった。
Aさんにお好きな前菜を5品選んでいただいてまずは白ワイン(グラス売り)で改めて乾杯。Aさんと飲むのは1か月ぶりだろうか。
Aさんチョイスの5品 右上から:
牡蠣のコロッケ、出し巻玉子、あんぽ柿とマスカルポーネからすみ仕立て(美味)、アスパラ素揚げ、油淋鶏風の鶏
2人でも3人でも全員同じ5種類にするのが店のルール
ワンオペとあって大将はこまねずみのように動き回っていて話しかける暇はない。なんせ注文もスマホでやるほどの徹底ぶり。
「ハレルヤ」とはヘブライ語で「神を讃えよ」を意味する。
私が最初にこの言葉を覚えたのは黛ジュンの「恋のハレルヤ」だった。
(1967年 作詞なかにし礼、作曲鈴木邦彦 黛ジュンのデビュー曲)
ハレルヤ~雨が降っても
ハレルヤ~風が吹いても
なんて小学3年生の悪ガキどもは唄っていたが、今回それが誤りだったことが初めて分かった(汗)。
次にハレルヤに出くわしたのは中学1年か2年の頃。音楽の教師が何故か突然ジョンブラウンの歌詞を生徒たちに配って合唱させたのだった。
ジョンブラウンは墓場に横たわり
今では身体も朽ち果てた
ジョンブラウンの身体は寝ていても
心は進軍だ
グローリグロリハレル~ヤ
グローリグロリハレル~ヤ
あれはいったい何だったのだろう。おそらく教師はジョンブラウンの悲劇的な最期を何かで知って、その感動を子供たちと分かち合いたかったのだろう。
(奴隷解放運動の闘士ジョンブラウンは1859年反乱罪で絞首刑となった 今でもその墓はニューヨーク州ノースエルバにひっそりとたたずんでいるそうな)
(ワインは冷蔵庫から勝手に出してくるスタイル)
いったいこの店の名前はどこに由来するのだろう。
大将に聞くチャンスが中々ないのが残念だ。
前菜が済めばいよいよ肉の時間である。
我々が選んだのは最高級シャトーブリアン(25円/1g)とカイノミ(23円)。
高いったってせいぜい100gで200円程度だから、老い先短い身としては一番いいのにした方がよい。
大将に大っきいヤツ、大っきいヤツ、とせがんで(←大将が真空パックの肉をこれ?こっち?と見せてくれる)2人で200gちょっとを半分こ。昔ならこんなショボい分量では胃が納得しなかったが、今ではちょうどいい塩梅だ。
シメは店の看板手打ち蕎麦である。
ここは蕎麦をつゆにつけずに味わってからでないと大将がつゆを出してくれないという妙なルールがある。
「最初からつゆにどっぷりつけて食いたいお客さん(私だ)も多いでしょ」
「逆に最後までつゆにつけないお客さんも多いです」
そうなのか~。
会計の時に屋号の由来を聞こうっと、と心の準備をしていると辺りにカレーの馥郁たる香りが漂ってきた。
見ると隣のお客さんがカレーを注文しているではないか。
実に旨そう。
会計を済ませて大将に「蕎麦とカレー、どっちが得意なの」と尋ねると、
「カレーですね(きっぱり)」の由。
そうだったのか。
次回は蕎麦じゃなくてカレーにしてみよう。
店を出てから屋号の由来を聞きそびれたことに気づいた(あ~あ)が、次回カレーを食いに来たときに聞けばいいや、ということで2人はとぼとぼと家路に着いた。
ハレルヤ~ カレー食っても
ハレルヤ~ 蕎麦のせいじゃない~

























































































