音楽と私 | あーるけいのブログ

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麻雀 & 気ままに様々な事

 2007年の始め頃だったと記憶している。絢香が歌う[I believe]と[三日月]のメドレーをTVで聴いた。その時、私は心の中で"見付けた"と叫んでいた。翌日、入院していた病院の斜め向かいの市の視聴覚センターで絢香の1st.アルバム[First Message:2006年11月1日リリース]を1日に2回以上リクエストしてヘッドフォンで聴いた。多分30回は聴いたのじゃないだろうか。一度として飽きる事なくアルバム[First Message]に嵌まっていった。

 当時の職場が成果主義で職務中に小音量ならヘッドフォンで音楽CDを聴きながら働けた。自ずと様々なJ-POPSをゆったり聴ける状況にいた。私は何人かのアーチストを変遷した。まず高橋真梨子から始まり大黒摩季へ、そして鬼束ちひろ。鬼束ちひろは長かった。そして絢香。私は音楽の好き嫌いが他の人より大きい方だと思っている。万人に支持されているアーティストだから、ヒットしているからという理由では好きにはならないし継続して聴かない。ボーカルの[声質][声量][歌い方]が私の好みかどうかが重要で、そして[楽曲]が合っているかになる。数曲シングルがミリオンセラーとなったアーティストのアルバムを購入して1回聴いて、がっかり-それっきり。なんて事も少なくなかった。

 現在、絢香の次のアーティストを探しています。絢香の2ndアルバムを気に入っていたら今も続いていたかも知れませんが、期待が大きすぎたのかも。気になっていたSuperflyは候補でアルバムをレンタルしたがどうもしっくりこない。現在は嗜好的に女性ボーカルに気がいってしまうようです。ただ歌が上手い、声が綺麗というだけでは1回きりのアーティストになるので気長に探しています。

 時計をかなり逆回しして・・・。洋楽を聴いたのは中学3年にトランジスターラジオを買って貰ってからである。既にビートルズは解散。それぞれのメンバーがアルバムをリリースしていた。だからビートルズ世代ではないし、殆ど影響を受けなかった。米国では60年代前半以降、公民権運動やベトナム反戦運動がベースになったフォークソングの名曲がボブ・ディランやピーター・ポール&マリー等から生まれている。やがて違うジャンルのビリー・ジョエル、スティーヴィー・ワンダー、エルトン・ジョン、ポリス(スティング)、マイケル・ジャクソン等々を聴いた。日本のアーティストでは当初、吉田拓郎等のフォークソングに刺激を受けた。ギターを憶え始めたのもその影響が大きい。時は「プロテスト・ソング」から「四畳半フォーク」へ。「フォークロック」そしてポップなJ-POPSへと変遷していった。

 ロック少年になれなかった私。そして平和な日本で抗議する事を見出せなかった私はボーカルが魅力的で優れた楽曲のフォークアーティストに惹かれていく。日本のアーティストではオフコース、さだまさし。洋楽ではサイモン&ガーファンクル。特にサイモン&ガーファンクルは楽譜(ギタースコア)を購入してきて日々、猛烈にコピーした。だが1970年に発表したアルバム「明日に架ける橋」でグラミー賞最優秀アルバム賞を受賞。本作を最後に事実上解散する。近年、再結成をしてツアーを行い、YouTubeに投稿されているが、衰えは拭えない。1981年9月19日にニューヨークのセントラル・パークでの再結成チャリティコンサートが二人の最上なライブだろう。かつてはYouTubeに約1時間半の動画が投稿されていたのだが今は削除されてしまっている。

 アルバム「明日に架ける橋」の製作にあたり、様々なエピソードを聞き読み知った。全て書くと相当量になるので1エピソードのみを。[ニューヨークの少年]という曲が収録されている。私はこの曲を聴いてサイモン&ガーファンクルの解散を実感した。アルバムは成功したがレコーディングは難航したようだ。後日のインタビューでポール・サイモンが「1番の関心はレコーディングだったのにアーティが映画で不在の為、イライラしていた。当時、アーティにとって映画が1番で私が2番だった」ネット検索してみると下記ブログを見付けました。

 きっかけはダスティン・ホフマン主演の映画[卒業]の音楽をサイモン&ガーファンクルが担当した事。この時、数曲、ポール・サイモンが映画の為に書いているが、採用されたのは[ミセス・ロビンソン]のみでそれ他は過去の楽曲が採用された。

 私自身の事に戻ると、高校では芸術授業の選択は[音楽]、大学での部活はクラシック系音楽部。なので、楽譜は今でもある程度読める。気に入ったアルバムを見付けるとその楽譜を買うのが習慣になっている。長く弾いたギターは長女がフォークソングのサークルに入った時に最も弾きやすいゲージの弦に交換して譲った。サークル内で音が良いと評判になったとの事。学生時代のバイト代1ヶ月分叩いて買ったYAMAHAのギターです。ずっと保管もちゃんとしていました。

 歌は下手です(^^;)。高校の音楽の授業で週1回発声練習していたらキーが2つ上がって凄いものだなあと自ら関心。でも声量がありません、カラオケは同席して聴くのは好きだけど高声が出ないので歌うのは苦手。ただ酔うと次々と自らの曲をキー下げて入れていく迷惑な質。

 思い付くまま「音楽と私」のタイトルで書いたら、取り留めない記事になった。次回は好きになったアーティスト1人を取り上げた記事を書きたいと思っています。AKB48ではなく鬼束ちひろで(^^)