こんにちは!
はんだ職人@新井悟です。
前回のブログからちょっと時間が経ちました。。。
本業のはんだ付けの方が忙しくて、ブログを書く時間がありませんでした。
仕事で忙しいのは、嬉しいことです(⌒▽⌒)
今回の記事はフラックスの成分についてです。
はんだ付けに使われるフラックスは
- 松ヤニ(ロジン)
- 溶融塩
- 酸
- アルミニウム用フラックス
に大別されます。
このうち、電子機器のはんだ付けに使用されるのは1の松ヤニ(ロジン)です。
なぜ松ヤニ(ロジン)が電子機器のはんだ付けに使われるのでしょうか?
これは松ヤニ(ロジン)は約170℃で活性化し、銅の酸化物(Cu2O)を除去するからです。
1)約170℃というのは、はんだの溶融温度に近い
2)はんだ付け後は安定(不活性)な物質に変わる
この2つの特性が、はんだ付けには非常に都合が良いのです。
- ロジンの主要成分はアビエチン酸という成分です。
- 糸はんだのことを「やに入りはんだ」と言いますが、このヤニは松ヤニ(ロジン)からきているのです。
最後まで読んでくれてありがとうございます。
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