フラックスについて:フラックスの成分 | はんだ付け ワンランク上のはんだ付けを!

はんだ付け ワンランク上のはんだ付けを!

はんだ付けを仕事としている「はんだ職人@新井悟」がはんだ付けのノウハウと知識を書いています。

こんにちは!

はんだ職人@新井悟です。

 

前回のブログからちょっと時間が経ちました。。。

本業のはんだ付けの方が忙しくて、ブログを書く時間がありませんでした。

仕事で忙しいのは、嬉しいことです(⌒▽⌒)

 

今回の記事はフラックスの成分についてです。

 

はんだ付けに使われるフラックスは

  1. 松ヤニ(ロジン)
  2. 溶融塩
  3. アルミニウム用フラックス

に大別されます。

 

このうち、電子機器のはんだ付けに使用されるのは1の松ヤニ(ロジン)です。

 

なぜ松ヤニ(ロジン)が電子機器のはんだ付けに使われるのでしょうか?

 

これは松ヤニ(ロジン)は約170℃で活性化し、銅の酸化物(Cu2O)を除去するからです。

1)約170℃というのは、はんだの溶融温度に近い

2)はんだ付け後は安定(不活性)な物質に変わる

 

この2つの特性が、はんだ付けには非常に都合が良いのです。

  1. ロジンの主要成分はアビエチン酸という成分です。
  2. 糸はんだのことを「やに入りはんだ」と言いますが、このヤニは松ヤニ(ロジン)からきているのです。

 

最後まで読んでくれてありがとうございます。

今回の記事はどうでしたか?

いいね!やリブログしてくれると記事を書く励みになりますので、よろしくお願いします(-^□^-)