この夏は、東北で豪雨災害が相次いで発生しました。私は、新婚旅行で深浦の十二湖や男鹿、横手に銀山温泉を訪れたような変わり者なので、個人的な思い入れもある土地で、かなり心配しています。
それと何が関係あるんだという話ではありますが、復興したらテレビ番組で取り上げてもらって、また元気になってほしいなという思いを持って、バスvs鉄道のルート妄想をしてみました。
【バスと鉄道が並走】
新婚旅行で通ったコースのうち一部を使ってルートを作りたいなと思ったものの、この近辺は多くの区間でバスと鉄道が並走していて、放っておくと鉄道の圧勝になってしまいます。
■横手本庄線と秋田・山形県境
これを挽回するチャンスとして思いついたポイントが2つあります。
1つ目は羽後交通の横手本庄線です。
鉄道だと秋田周りを強いられる由利本荘と横手を結ぶ路線で、この路線上にチェックポイントを作れば、鉄道チームの難所にできます。
また、やや離れてはいますが、由利高原鉄道の鳥海山ろく線という第三セクター鉄道路線も走っており、鉄道チームが徒歩・タクシーの距離を縮める手段として気づくかどうかを勝敗の鍵にすることができます。
2つ目は奥羽本線の秋田・山形県境です。
新婚旅行は2022年の5月に行ったのですが、計画はその半年以上前から立てていました。
その計画で利用予定だった13:11横手発の奥羽本線が、3月のダイヤ改正で湯沢行きとなり、県境を越えられなくなってしまった苦い記憶があります。
前日はレンタカーで男鹿半島を巡って秋田に泊まり、朝に奥羽本線で横手に移り、かまくら館に行って、ランチを横手やきそばという計画だったのですが、このダイヤ改正を受けて、秋田泊を諦め、横手泊に切り替えました。
ここから、秋田・山形県境を昼前後に越える便は3時間以上空いていたはずだという記憶がありました。
ここで鉄道チームに待ち時間を発生させるようにチェックポイントを設定しようと考えました。
【想定ルートは…】
そんな発想で組んだルートは以下の通りです。
タクシー代は1万円、先着ボーナスは1000円としています。
バスチームがぎりぎり勝つ想定としています。
チェックポイントは、
①加賀谷果樹園(秋田県潟上市)
果物3つ食べて糖度合計50以上:所要時間45分
②道の駅黄桜の里(秋田県由利本荘市)
温泉と陶板焼きを堪能:所要時間1時間
③秋田ふるさと村(秋田県横手市)
なまはげフリーフォールを滑る姿を撮影:所要時間15分
④そば処ふくろう(山形県鮭川村)
天麩羅ザルそばを完食:所要時間45分
の4つとしました。
ルート設計上、重要なのは②と③です。
②の道の駅黄桜の里は、羽後本荘駅から25km、横手駅から28kmの位置にあります。
タクシー利用が不可避な距離で、かつタクシーだけでは足りないため、どこを歩くかを考える必要があります。
また、前述した通り、前郷駅からであれば20km少々と、5kmほどの短縮を図ることができます。
さらに、ミッション後、徒歩距離が延びることを覚悟して横手まで28kmを直行するか、引き返して鉄道で迂回するかも迷いどころになります。
③の秋田ふるさと村は、前述した県境跨ぎで鉄道チームを足止めするためのミッションです。
ワンダーキャッスルというテーマパーク的な施設の中にある「なまはげフリーフォール」を1人が滑り、カメラを持った他のメンバーがその人を写真に収められればミッションクリアです。
滑っている時間は0.5秒らしく、何度か失敗しても、所要時間にはさほど営業しないものと思われます。
オープンが9:30なので、鉄道チームは柳田駅9:23発を逃し、10:42発の湯沢行きを見送り、11:38発を待つしかない形になります。
一方のバスチームは、横田小安線から順調に乗り継いで、横堀駅からタクシーで県境を越える形です。
一旦の想定ルートは以上です。
バスチームが勝つ想定ですが、バスチームが初手にタクシーに乗る前提となっていて、この選択は難しいと思われます。
また、バスチームが升形駅の発車時刻を知った状態で向かわない限り、途中でタクシーを降りるのは難しく、そうなると古口駅からゴールまでの徒歩距離が伸び、鉄道チームより5〜10分遅い到着になってしまいます。
その点、むしろ鉄道チームに有利な設定とも言えるようなルートになっています。
次の記事では、両チームが他の行動をとった場合について考察します。
