ご無沙汰してました。
最近忙しくて、新しい記事を書く時間が取れていませんでした。
今回は、7/10(水)に放送が予定されている、バスvs鉄道 乗り継ぎ対決旅20についての記事になります。
すでにロケは完了しているようで、番組公式Xアカウントでも告知がありました。
そこで、バスチーム、鉄道チームのルート取りをざっくりと予想してみたいと思います。
【最初に工程表】
まずは1日目。
続いて2日目。
そんなわけで、今回はバス有利にルート設定をするだろうという想定をしました。
それでは、なぜこんなルートを想定したのかをお話したいと思います。
【スタート地点】
知多半島から志摩半島という、水バラ公式Xアカウントのポストがありました。
また、同アカウントのヘッダー画像を見ると、ファイティングポーズをとる出演者陣の奥に、やや遠浅の海、柵のついた防波堤が写っています。
知多半島の根元の方にある海水浴場、あるいは潮干狩り場を探していると、坂井海水浴場が写っている風景に似ていました。
ここは最寄り駅である上野間駅から徒歩30分弱の距離で、常滑市や美浜町のコミュニティバスも同駅を通ります。
オープニング直後に両チームが競うように駅に向かうスタートダッシュを繰り広げ、初出演のゲストが「最初からこんなに走るの?!」などと驚きコメントを放つという、お決まりの展開を取るのに良さそうな立地でもあります。
また、美浜町のコミュニティバス「行ってきバス」が上野間駅を出発するのが8:33、9:38、11:28となっています。
このうち11:28に乗れるようなスタート時刻に設定したのは、この後のフェリーの時刻が根拠です。
これについては後述します。
【第1チェックポイント】
知多半島から志摩半島に向かうと考えると、とにかくフェリーを使うという頭になります。
知多半島の河和港や師崎港から名鉄海上観光船という船が出ていて、篠島・日間賀島に渡ることができます。また、この便から渥美半島の伊良湖への航路にも乗り換えられます。
さらに、伊良湖から鳥羽という伊勢湾フェリーもあるので、湾を一気に回り込めるような長距離路線のないバスチームは、このフェリーを最大活用するシナリオが描かれると想定します。
次に、知多半島から船に乗るとして、河和港を想定してしまうと、伊良湖までの運賃が1人2340円なので、7020円が必要となります。
この後に乗る伊勢湾フェリーが1人1800円。3人分は5400円なので、これだけで12420円かかります。
過去の回を見ていると、タクシー代は10000円しか支給されず、チェックポイントの先着ボーナスも0円または1000円です。伊勢湾フェリーに乗るまでにバスチームが3回も先着ボーナスを取らないとリタイアになるというルート設定は現実的ではありません。
そのため、この先のバスチームが師崎→篠島→伊良湖と進めるように、知多半島の先端に近いエリアにチェックポイントを置くだろうと考えました。
せっかく海が近いので、1箇所は海鮮グルメを食べさせるだろうというのもあって、第1チェックポイントは「豊浜 魚ひろば」と想定しました。
また、この後の航路で篠島→伊良湖は1日に3便しかなく、最終便に乗るには師崎15:15発に乗ることが求められます。
これを逃すとバスチームはほぼ詰みなので、ミッションは時間がある程度読めるものになると思われます。
これまでよくあったものだと、クイズに正解したら絶品を食べられるというものでしょうか。
なお、鉄道チームがタクシーなしで師崎15:15発のフェリーに乗れてしまうと、伊良湖に渡ったあと、第2チェックポイントをこなし、深夜行軍で名古屋まで進出することが可能になります。
志摩半島はJR東海と名鉄がそれぞれ路線を持っていて鉄道が充実しているので、こうなるとバスチームに勝ち目はありません。
ここから、スタート時刻は11:28のバスに合わせて設定すると想像しました。
【第2チェックポイント】
冒頭にも述べたとおり、知多半島から渥美半島、志摩半島と渡って行く流れなので、次は渥美半島にチェックポイントを置くのが自然です。
渥美半島といえばメロンですし、ちょうど7/6からメロンにメロめろスタンプラリーも始まります。
メロンをネタにしたミッションができるところを想定しました。
「清水屋製菓舗」は、デセールメロンでコンテスト受賞経験のある、田原市が誇る老舗です。
ここで、人気トップ3を全て当てよというようなミッションが行われると想像しました。
営業時間が6:00〜19:00というのも一つのポイントです。
第1チェックポイントをクリアしたあと、バスチームは師崎港に向かうと思われます。
南知多町の海っ子バスで1本です。
師崎から篠島に渡り、そこで伊良湖行きの船に乗り換えるルート取りになります。
船から船への乗換というのは、シリーズ史上初の見せ場になるのではないでしょうか。
伊良湖からは、豊鉄バスの伊良湖本線で清水屋製菓舗さんの目の前まで1本です。
鉄道チームは15:15までに師崎につくにはタクシーが必要になります。フェリーでも4320円使うことになりますので、渥美半島には3000円ぐらいしか持ち越せなくなります。
船の伊良湖着が16:00で、伊良湖港→清水屋製菓舗が約15kmあります。3000円ではタクシー6km程度が限界でしょうから、残り9kmを徒歩に頼ることになります。
閉店時間19:00までにミッションを終えられるよう、18:00までに入れなければ翌朝までチャレンジ不可とするルールを設定すると、鉄道チームはフェリーの利用を諦めて、名鉄の内海駅まで戻ることを選択するように思います。
名鉄・豊鉄でぐるっと回ると到底19:00には間に合いません。鉄道チームはタクシー代を温存して、鉄道と徒歩だけで宿まで向かい、翌朝の開店を待ち構える体制を取ると想像します。
【第3チェックポイント】
続いて、清水屋製菓舗を出た後の動きに話題を移します。
バスチームは1日目のうちにミッションをクリアしますが、この日の伊勢湾フェリーはもう終わっている時間なので、少し伊良湖寄りの宿に泊まり、2日目8:10に伊良湖を出る船を待つことになります。
鉄道チームは6:00の開店を待ったあとの船の選択肢が8:10、9:30、10:40となります。
ミッション終了を7:00と見込むと、9:30の便を目指すと思われます。
目の前に5400円のフェリー代が必要というのは、夜中に宿の人に確認できるでしょうから、タクシーの予算は最大4600円です。これでは9〜10kmしか乗れず、5km以上の徒歩が残るため、8:10の船に乗るのは現実的ではありません。
バスチームに先行されている状況で、タクシーを全く使わずに15kmを3時間かけて丸々歩くとも思えず、10:40の便も視野には入れないと想像します。
フェリーを使って鳥羽に向かい、すぐそばにある鳥羽水族館でミッションを行う流れを考えました。
最近の第17弾でアシカと輪投げをするミッションをしたばかりなので、何か他の触れ合い企画にするか、園内を探して指示された生き物の写真を撮ってこいというようなものも視野に入るかもしれません。
【第4チェックポイント】
次が最後のチェックポイントです。
「伊勢忍者キングダム」としてみました。
伊勢市で何かをと考えると、おかげ横丁なんかもあるかもしれませんが、放っておいても混雑してるような観光地をわざわざ紹介しない気もします。
他局日テレ資本の入った映画ではありますが、映画キングダムに出演している高橋光臣がゲストです。テレ東であれば演出に使ってきそうです。
ここではアトラクションにいくつか乗るミッションを想定します。ジップラインのようなやや怖めのアトラクションもあり、リアクションタレント鈴木奈々の見せ場も作れそうです。
バスチームは鳥羽水族館バス停からキングダムバス停まで三重交通のCANばすで直行することもできますが、やや待ち時間が発生します。
モデルルートでは鳥羽バスセンターからの別路線を使ってみましたが、どちらにせよ、ゴール時間には影響しなさそうです。
鉄道チームはJR参宮線で二見浦駅に向かうのが早そうです。
【いよいよゴールへ】
さて、ゴールへ向かいますが、最後の最後にまたフェリーチャンスがあります。
志摩半島の南部にある「あづり浜」をゴールに設定してみました。御座白浜あたりも検討しましたが、ゴールは夕方になることから、夕陽との相性が良さそうなあづり浜の方を選択しました。
バスチームは、伊勢市駅前から鵜方駅前に向かう路線、そこからさらに御座港に向かう路線とつながり、「あづり浜」バス停もあるので、一切タクシー要らずで到着します。
ただし、バスの本数は少ないため、よほどのことがない限り、今回の便より前に乗れることはありません。
キングダムでのミッションに手こずって13:42のバスを逃すと、14:42のバスに乗ることになります。
この場合でも中村町に15:04に着くため、モデルルートと同じ鵜方駅前行きの便に乗り換えることができます。
ただ、ミッションに手こずった上で、中村町で乗り換えられるということに気づかず伊勢市駅前まで行ってしまうと、あづり浜バス停に着けるのは17:45です。
鉄道チームはというと、あづり浜周辺まで繋がる路線はなく、サミット会場となった賢島に向かった後、賢島から和具への航路を使うのが最速です。
このフェリー代を残していなかった場合、鵜方駅か志摩神明駅から歩くしかありません。志摩神明駅から19kmあり、その道中もアップダウンが激しいため、途中でスタッフから止められ、失格に終わるものと思われます。
ちなみに、モデルルートではキングダムのミッションに90分かかる想定で二見浦駅14:39発となっています。
これが14:13発まで早められれば、賢島駅15:37着、賢島港15:45発、和具港16:10着なので、17:00前には到着でき、鉄道チームの勝利になります。
【さいごに】
バスチームはほぼ歩きがありません。
毎回、バスチームは約15km、鉄道チームは40km以上歩いています。
そこから見比べると、バスチームは大変楽なルート設定になっています。
一方、鉄道チームは、最初のタクシーの使い方がかなり重要になってきて、第1チェックポイント前後でタクシーを我慢せずにフェリーに乗ったら割と負け確定となってしまう。
ここまで書いてきて、ルート選びの難易度は鉄道チームの方が圧倒的に高いものの、最速でゴールするシナリオが書けるのも鉄道チームなので、バランスが取れた企画になっているとも考えられるのではないか。