今回は、日本一長いローカルバス路線を使って何かしらルートを作れないかと考えてみた。


日本一長いローカルバス路線といえば、奈良交通の八木新宮線。大和八木駅〜新宮駅前で169.8kmを6時間半ぐらいかけて、168もの停留所を結ぶ。


この新宮駅前をゴール地点に設定して、どこをスタートにしようか考えるのにすごく時間がかかった。


候補地にあったのは、恵那峡、元善光寺、城崎温泉だった。城崎温泉は少し前にやった津駅前〜鞆の浦と経由地が似すぎると思って未検証。恵那峡と元善光寺はどうも上手くいかなそう。


そんなわけで、スタート地点は高山に設定してみた。

バス旅Zの第6弾で東大寺→高山が放送されていて、それと逆向きにはなってしまうのだけれど、距離が伸びているし、向きが違うと経路の選びやすさにも違いが出そうだからいいかと思った次第。




高山濃飛バスセンターには、その名の通り濃飛バスが乗り入れている。その他、高山市のコミュニティバスもあり、今回はどちらも1本目の候補になりそう。

コミュニティバスに乗ると、徒歩を挟んで郡上八幡に向かうことになる。
郡上八幡からは、郡上市のコミュニティバスを使って相生などを経て美濃市や関市中心部に向かう路線自体はあるが、この時間帯では全く繋がらないため、関市旧板取村・旧洞戸村地区に向かうしかない。
ほらどキウイセンターまで出ると、岐阜駅に直接通じる岐阜バスがある。
岐阜からはZ6弾の逆向きに名古屋に向かっても行けるのかもしれないけど、それじゃ面白くない。岐阜から真南か南西方向に向かいたいと考えたルートとして、大垣に進み、いなべ市を通るルート、海津市を通るルートを考えてみた。
すると、東員あたりから亀山まではZ6弾と同じになる。


最初の選択に戻って、1本目で濃飛バスに乗ると、北恵那交通に乗り換えて中津川に至る。

中津川からは瑞浪、多治見と来て、バス旅ファンにお馴染み?の下半田川から愛知県に入り、瀬戸、名古屋と至る。名古屋から桑名までは弥富市を経る経路もあるものの、名鉄バスセンターに到着したあと、市バスを乗り継ぐのは情報収集が難しそうなので、名鉄の人に教えてもらえそうな津島駅行きを選択。
愛西市、弥富市のコミュニティバスが小刻みにあるにはあるが、到着時間帯が上手く合わず、徒歩で近鉄弥富駅までぶっちぎるしかなさそう。

木曽岬町コミュニティバスで上松永まで行けば、橋を渡った先の南長島から桑名駅前に出られる。

桑名駅前からは、同じように東員、四日市、亀山と至る。


その後、亀山からは、関バスセンターからの名阪国道を使うルートのほか、津駅前を経由して平木〜汁付を歩くルートもある。

その後奈良県に入るための石打からのバスが1日2本しかなく、3日目の2本目に乗れなければそこで詰む。

と、当初の企画趣旨である大和八木ルートを考えてみたが、新宮市は三重県と接している。
三重県をぶった切るルートを確認すると、こちらも4時間超のロングランバスがあった。松阪駅前〜熊野市駅を1本で結んでくれる。

当たり前と言えば当たり前だけど、こっちの方が所要時間が短い。
亀山への到着が遅れた場合には、松阪経由しか望みが繋がらないといった構図になりそう。

三重県をまっすぐ南下するだけで見つかってしまうルートなので、距離は伸びているものの、東大寺〜高山より簡単と言われてしまうコースだったかもしれない。