前回は東日本のプランを作ったので、今回は西日本で作ってみた。


三重県の津駅前から、広島県福山市の鞆の浦までのコース。

初日は、バス旅界隈ではおなじみの月ヶ瀬温泉を経由して、大阪府北部まで。

京阪バスが田原台から撤退したので、奈良県・大阪府の府県境は徒歩で超えて、四条畷のコミュニティバスで突っ切るしかなさそう。


2日目も阪急バス・阪神バスの相次ぐ路線廃止で、大阪府・兵庫県の府県境がかなり繋がりづらくなった。

石橋から西宮まで、豊中から西宮まで、梅田から杭瀬までと、府県境を跨ぐ路線がことごとく廃止になってしまった。

その後も尼崎から西宮に至る路線は日中の間隔が20分から30分、そして最近90分に次々広げられている。9時以降の便がかなり間引きされたので、それより前の朝の時間帯に通過したい。


西宮からは有馬温泉に向かうか神戸三宮に向かうかを迷う。

太川さん蛭子さんの時代のバス旅では、三宮からすぐの新神戸トンネルが一般道の有料道路だったので、当時はグレーゾーンだったかも。今は阪神高速に取り込まれてしまったので、おそらく番組ルート設定ではNGになると想定。

どちらを経由しても、2日目の夜までに宍粟市の山崎までは行けるルートがある。

内陸に入るのが怖いと考えた場合、加古川経由も想定されるが、この場合は姫路までもたどり着けない。ただ、3日目朝にがんばれば、他のルートに追いつくことができる。


3日目はバス路線が貧弱な兵庫県・岡山県の県境付近を通過する。上郡町・赤穂市・備前市が構成する東備西播定住自立圏のバス「ていじゅうろう」で県境を突破できるものの、このバスは1日2便しかない。

しかも2系統ある「ていじゅうろう」は接続がよくないので、ほぼ確実にここで足止めを食らうことになる。加古川を経由しても、朝から急いで移動していれば、ここでの足止めが短く済んで、他のルートに追いつける。

逆にいうと、徒歩を避けて高砂市のコミュニティバスを待ったりしていると、3日目のうちに岡山県に入れず、詰んでしまう。

ちなみに、片上の接続はどうにかならないのか?という社会への疑問も抱いた。備前市のコミュニティバス最終便が片鉄片上に到着するのが18:57。しかし、個々で乗り換え可能なはずの宇野バス片上バス停から岡山方面の最終便は18:55に行ってしまう。なぜ接続しないのか…

このあたりには宿すらないので、2時間以上歩いて、この路線の区間便最終が出る八日市までつなぐしかなくなる。


4日目はあまり迷う余地がない。岡山から倉敷まで、中庄を通るか興除を通るかぐらい。

一応、岡山から福山まで、内陸を通る路線もつながってはいるので調べてみた。岡山からの備北バスが午後に3便しかない。その先高梁市コミュニティバスで弥高山入口に15:34到着。その先の北振バスは朝2便だけ。徒歩17km、3時間33分の距離にある芳井支所からの最終便も17:20なので、走っても到底間に合わない。


奈良駅以前、赤穂市民病院以降はあまり選択肢がないので、その間の大都市圏での乗り継ぎがターニングポイントになりそうなルート。