*番外編です。知らなくていいというか、知っても普通は無理なんじゃないって世界のお話。
いつも来ていただけて嬉しいです。ありがとうございます。
今回は、ゆっくりしていってね、とは言いません。
私も知らなくていい世界をチラ見してきただけなので、みなさんもさっと流し見でおkです!
ランダムモードって、これは無理ゲー過ぎる
はい。何の気の迷いか「MOD盛り盛りで始めるならランダムっていうのも面白そうじゃ」なんて考えてしまった時のお話です。
なんと今回の大型アップデートで、ゲームを最初から始める場合に限って「出現パルランダムモード」というのが選べるようになったんです。
これです。
更に「地域ごとにランダム」「完全にランダム」という二つのモードから選べるみたいです。
地域ごとにランダムの場合は、地域のシャフル(まだ遠くまで見ていないのではっきりと言えなかったり。すみません)
完全にランダムは、その名の通り完全にレベルなんかすっ飛ばしてランダム配置されるようです。
本来グランモスのいるはじまりの大地下には、天落のFボスのベノゴートLv55が
オコチョの位置にはLv60のセレスディア。倒せるわけないでしょこれ
しかも今回選んでみたのは、後者の「完全にランダム」。
強いも弱いも考えてくれない、本気でぐちゃぐちゃのモードです。
うーん、これってば普通に進行していける人っているんでしょうかね? しかもMOD無しとかで。
よくベテランプレイヤーの人が何周目かで縛りプレーをしたりしますが、これはそんな生ぬるい物じゃなかったです。本気で無理ゲーでした。
ARKでいきなり後ろから肉食恐竜に襲われた時のような絶望感。
( これがARK名物のユタラプトルさんの飛びつき トラウマになります)
とりあえず面白いかどうかは微妙ですが、その無茶苦茶さだけでもお伝えしようかと。
あっ、最初は知らない体で記事を書いてしまったので、ちょっとわざとらしいくらいの部分もあります。しかも序盤は微小説仕立てにしてしまいました ゴメンナサイ
それでは行ってみましょうか
はい。ではさっそく行ってみましょう。
始まり始まり~
打ち寄せる波の音に誘われて瞼を開けると、私は砂浜の上に仰向けで倒れていました。
どうやらブログを書きながら眠気で舟をこいでいる内に、乗っていた舟が座礁してしまったよう。
辺りには船体の一部と思われる板切れや、砕けた樽が散乱しています。
とりあえず平静を装いながら起き上がり、落ちていたスマホを拾い上げます。
スマホのデジタル表示の時刻に目を落とすと、思わず目を見開いてしまいました。
ありゃっ、もうとっくに0時を過ぎてます。いつの間に……
今日の分のブログ記事は間に合わなかったっぽい。
しかもなぜゲームを立ち上げてるんだろ?
不思議に思いながらも神殿跡の階段をのぼり、はじまりの大地へと続く階段へ。
カビ臭さと陰鬱な空気に包まれた空間を抜けて出口へと向かうと、寝落ち後にはこたえるような日差しが目を射ます。
まぶしさに背けた顔を元へと戻すと、光に慣れてきた目に飛び込んできたのは、青く大きなパルの姿。
はあっ?
いつの間にペンタマはこんなにスリムに?
まさかまさか、訴訟に疲れて進化系までパクってみました?
た、たぶんこれは幻覚だよね。
そんなことを思いつつ鞄を調べてみると、何も持ってません!
しかもレベルは今さっき2つ上がってやっと3です。
こ、これはどうしろと?
とりあえずは攻略サイトのセオリー通りに、目の前のFTを開放!
と落ち着いていられたのはここまで。
後ろを振り向いてみると……
うひゃっ!
どこかで見たことのある丸っこいフォルムの恐竜さんが、団体でこちらへとやってきます。
更に前へと視線を移すと、今度は暗黒の炎を吐く鳥さんまで。
どちらにもまだ気づかれてそうにないけれど……
ここってば、はじまりの大地ですよね
なぜにこんなのばっかりが闊歩してるの。
急いで崖側から山を下ろうとすると、今度は水色のウナギのようなパルが。
セオリー通りNPCから木を貰って作業台を作りたいのに、これじゃおちおち制作もしていられません。
幸いジャンプとスピードのMODは入っているので、一気に加速してウナギを振り切れましたが、今度は趣味の悪い色をした蝶が行く手を阻みます。
や、安らげる場所が一切ないんですが、ここはARKの世界ですか?
走りながらも落ちている石や木、そしてモンスターボール……ス、スフィアを手あたり次第に拾い集め、とにかく作業台の置ける場所を探します。
っていうか、こんなチートくさい世界なら、こっちもあの中華チーターのようなチート性能をくださいな。
なんでよりによってLV1からなの。
しかも……
って、怖っ! ホルスが敵対モードで睨んでます!
えーっと、気付かない振り気付かない振り……
スーパージャンプでやり過ごしてタゲを外せたのは良かったけれど、一難去ってまた一難。
お次はシンエンオ2匹と白いマンモスが争っている場面に遭遇してしまいました。
いやいや、アンタたちはいいけど、周りが死ぬって!
後ろをすり抜けようとしたらヒットポイントを3分の1削られ、もうお顔真っ青で逃げ出します。
こ、この世界はどうなてるの。
いつものまんまるヒツジとももいろネコはどこ行ったの。
っていうか、最初の場所に居るレベルじゃないでしょ、あれは。
こんなのパルワールドじゃない! 少なくとも私の知っているパルワールドじゃ。
ボヤいている間にも、見回りらしきパルが2匹、階段を上ってこようとしています。
ひいいいい、もう勘弁して。
と逃げた先で、ようやく本来この地方に住んでいるはずのパルに遭遇。
こいつならLvも大したことないよね。もうすぐ夜だから、毛皮を頂戴するね。
と思ったら、
( ゚Д゚)ハァ? Lv13って何!
目の前の弱そうなヒツジもどきは、なんとLv13もあります。私のレベルはというと、やっと4。
危うく素手で殴りかかるところでしたよ。
焦ってウロウロしている間に、夜がやってきてしまいました。
うはっ、寒っ。
誰へのサービスでこんなに薄いスーツを着ているのか分かりませんが、とにかくこのままじゃ凍え死んでしまいます。
「ん? あれは……」
草原の遥か向こうへ目をやると、遠くに焚火のような炎が揺らめいています。
これはもう、行くっきゃない!
と喜んでスーパージャンプで駆けて行ってみると、な~んだ、ただの凶悪なボルカノンさんじゃないですか。
って、ノオオオオオオオ!
目が合った瞬間に、敵対の意思を示してます
に、逃げねば!
ちょうど運良く夜も明けて来たので、体温が幾分か回復してきました。
さっさと移動移動、と向かった先に、まだ寝ぼけ眼のペンタマ発見! しかもレベルはたったの2!
(あまりの嬉しさにスクショを撮り忘れたなんて言えない)
ポコポコ素手で殴ってても、全く攻撃してきません。
これは行けるかも、とスフィアを投げてみたら、なんと二匹連続でゲットです!
更に、あんなところにボルゼクスが。あれを味方に出来れば心強いんですが、私のレベルはペンタマを捕まえて上がったとは言ってもまだ5。
ああ、こんな時にチートスフィアがあったらなぁ……
なーんて夢みたいなことを考えていたら、いつの間にか最初に遭った進化系ペンタマ(噓)に後ろを取られていて、見事に即死してました。
遠距離攻撃一発で即死って、完全に無理ゲーの域を超えてます。
まあ苦しまずに死ねただけよかったんだろうか……
お願い、夢ならここで覚めて。
なーんていう願いや甘い考えが通用するわけもなく、復活後に目の前に現れたのはエアムルグ! バリバリのアクティブパルです。
当然ながら即発見されて突撃してきます!
これってリザキルと一緒じゃん!
唯一の復帰場所に攻撃的なパルって、遊ばれてますよね絶対
急いで裏の神殿方面へ逃げてはみたものの、すぐに追手が迫ってきます。
くっそおおおぉ!
これはもう、一旦落ちてチートMODを入れまくってこようかしら……
そんなよこしまな考えが頭をよぎりながらも、何とか命からがら外へ逃げてはみたけれど、ばったり出くわしたコマイヌさんにあっさり殺されて2乙目。
モンハンならあと一回でクエスト失敗です。
っていうか、コマイヌはレベル53ですよ! 無理に決まってるでしょ
そのほかにも高レベルがうようよいる状態で、ペンタマ以外捕まえる態勢にも入れません。
逆に自分が最初からチートレベルのキャラなら、わざわざ捕まえに出向く手間が省けて楽で良いんですが、レベル1からスタートは、いくらなんでも無理すぎるでしょう。
この後ようやく崖裏の安全地帯へ逃げ込んで、作業台を作ることが出来ました。
でもその直後に夜になってしまい、またヒットポイントが削られ始めます。
ですが拾っておいた羊毛があるので、布の服を制作出来ればひとまず安心できます。
とりあえずは布の服を制作制作!
と、この直後までは冷静だったんだと思います。
手持ちのパルに作業を手伝わせようと思いついたくらいですから。
でもでも、手持ちのパルはペンタマ2体だけ。
しかも夜の冷気発生中。
急いで布を織って服を仕立てないと!
という考えが先に立ち、他のことを考える余裕はありません。
いつも通りにパルを出し、共同作業しようとしたら……
突然ごろり……
一瞬、何が起こったか分かりませんでした。
なんのことはない、出したペンタマの冷気とのダブルパンチに耐えられず、超速で凍死してしまっていたのでした。
あまりの速さに、声も出ません。
これで3乙目
ここで一旦くじけました
だけどペンタマに手作業を手伝わせるなんて場面、なかなかないですもんね。ペンタマって畑に水を撒いてるイメージだったし。
キャプペンなら手作業適性2なので、手伝わせて凍え死にかけたことはありましたが……
まさかペンタマに殺されるとは。
どこまでも間抜けなランダムモード体験記でした。
本当はもう少ーしだけ続けた、道が見えたかもしれないお話もあるんですが、それはまたの機会にでも。
おわりに
いかがだったでしょうか、今回のランダムモードのお話は?
興味が湧きましたか? 興味が湧いたなら、ぜひご自分でも新ワールドを作って無謀な挑戦をしてみてください。
そのハチャメチャさに絶望できること間違いなし。すぐに止めたくなりますから!
でも意外と楽しかったりもするんですけどね。見るだけならですけど。
ではでは、今回もこの辺で終わりにしたいと思います。
また面白いMODや出来事があれば、ゲームやジャンルにとらわれずに書いてみたいと思います。
読んで頂けた方、ありがとうございました。
それではまた次回~
おしまい