さぁてドキドキ




筋肉痛がとれないぞドキドキ





おじじな磯貝れす得意げ





おは得意げ





ちゅーことで







『半次郎』




第2章




『淡』








半次郎は恋をした




それは同じサンクスのバイトの子



夜間の給料のが高いから
はじめたこのバイト







半次郎は週7日出勤と決めた




もう、正社員でも狙ってるのか?


みたいな勢いで


店長より働く半次郎




そんな彼のあだ名はもはや『店長』だ



半次郎のレジ打ちはそれはそれは早かった。



その神がかったレジ打ちを、わざわざ浅草から見に来る人も多かったとか



レンジでチンする手際も


カルビーのじゃがいも判別職人も一目おいた。


噂によるとスカウトも来てたらしいが

半次郎は大好きな子のために


丁重にお断りした




働いて2ヶ月がすぎた



まだ彼女のメアドは聞けていない



働らいてヶ月




彼はレジには頼らなくてもいいほど


店の商品を知り尽くした



彼にはもうレジは必要ない



そんな彼のあだ名は『レジ』




もうもはやレジだ



精算がおわるとチーンといってしまうほど




気付くと大好きだった彼女は辞めていた






途方にくれる毎日



勝手にレジをうつ右手




ある日




その彼女は店にやってきた




そのとなりには







彼氏と思われる男がいた






涙で濡れる焼肉弁






半次郎は次の日






サンクスに別れを告げた






置き手紙を残して










店長へ







『サンクスの明太子おにぎり。ぎっしりつまっとったでぇ』






半次郎の心に



ぽっかり穴があいてしまった


















次回


第3章


『並、波、涙』




お楽しみに得意げ