クリスマスローズは、茶花として使われます
大学のサークルで茶道を学んだのですが
山茶花が茶花でなくてクリスマスローズが茶花と教わり
ずーっと、気になっていました
茶席の床に生ける花が茶花
茶席に用いるにふさわしい花
四季の花を用いるが、香りの強いものは嫌う
新鮮で佗わびのあるものをよしとする
利休が「茶花は野にあるように」と言ったように、
茶花は華美な洋花ではなく
咲きほころびそうなつぼみなどが好まれているとか・・・
うつむく様が好まれたのかなぁ
茶花としての呼び名は、初雪おこし、寒芍薬、八手花笠、節分草
「クリスマスローズ」という名前から、クリスマスに咲く花だと思われがち、
本当に寒くなる2~3月くらいから咲き出します
そしてローズといってもバラではない
クレマチスやアネモネなどの仲間です
さらに、花といえば花なのですが
5枚の花びらに見えている部分はガクなのだそう
花びらは退化したんだそう
雄しべの周りを囲む蜜腺部分が花びらにあたるらしい
だからなのか、長く楽しめる
日本には明治の頃に薬用植物として移入、
下向きに咲く風情から茶席に似合うとして茶人に取り上げられ
「初雪おこし」と名付けられ
和名「寒芍薬」で茶席に飾られたとのこと
「八手花笠」の名は葉を八手に見立てた名称、「節分草」は節分の頃から咲くための名称。
茶席の趣向によって名称を使い分ければ冬から春まで使えそうです
一つの花に様々な名前をつけて愛でる日本人
薬用の、クリスマスローズの根や茎は有毒物質を含んでいる
ヨーロッパでは、狩りや戦闘の時にも毒として使用されたとか
美しいものには毒がある、花の優雅な姿からは想像できませーーーーん
で、日当たり良好な場所から半日蔭にお引越ししたので
これから株が増えるつもりで庭作りしました
狭い庭ですが、一応、マイガーデン
寒いので、まだ、この花を楽しめそう