一瞬ヒヤリとした
昨日の夜、一人暮らしの大学生の長男から連絡があった。
「今日は久々ダメな日だったわ。クラクラして授業中ちょっと息がしずらかった。低気圧かもしれないけど。」と
長男は高校時代に起立性調整障害の体調不良で大変だった。(精神的なものではなく身体的なもの)
一度具合が悪くなると、耳元で声をかけようと身体を揺さぶろうとなかなか起きない。
たちくらみでふらふらして、頭痛や倦怠感で動くのも大変。
一度ダメになると2週間はその状態。
病院に通って鍼や漢方で治療していても体調は一進一退を繰り返すだけ。
先が見えない毎日に親子で落ち込んだ。
病院で診断書を書いてもらって、足りなかった授業日数も配慮していただき、無事に大学に合格でき、今一人暮らし2年目。
家から高速道路を使って約3〜4時間の町で一人暮らしをしている長男。
奇跡的に高校卒業前から体調が落ち着き始め、去年1年も体調を崩すことなく元気に大学生活を送っている。
久しぶりの体調不良ということで、高校時代に飲んでいた漢方を飲んで早く寝るように言った。
今朝、【おはよう。体調どう?】とLINEを送ったけど、反応がない。
いつも驚くような速さで返ってくるのに、10分経っても既読もつかない。
そわそわして、スタンプだけを送ってみる。
やっぱり数十分経っても既読はつかない。
高校時代に死んだように眠っていた長男の具合悪そうな顔がよぎり、一気に不安になる。
電話をかけてみるけど、出ない。
一度切ってまたかけ直す。
でも出ない。
どうしよう
具合が悪くなって起きれないのかもしれない。
意識がなく倒れていたら…
心臓がドキドキして、長男のいる町への交通手段を考え始めた時、既読がつき電話が鳴った。
長男「おはよー。今日授業午後からだったからうとうとしてた」
長男の声を聞いて、一気に身体の力が抜ける。
私「おはよう。体調どう?」
長男「あぁ、もう大丈夫だわ」
私「それは良かったよ。反応ないからビックリしたわー。今日も無理せず体調第一にね」
長男「はーい」
いや、本当ヒヤヒヤした。
昨日、買い物に行くときに、寄りたいお店の関係で久しぶりに昔長男が通っていた病院の前を通って、「あぁ懐かしいなぁ。あの時は必死だったなぁ。」って思い出していた。
去年は、近くを通りかかるだけで壮絶な日々を思い出して胸が痛かったのに、懐かしめるくらいの思い出になったんだなぁって思った矢先に…
完璧にトラウマになっている長男の不調。
とりあえず大丈夫だったみたいで本当にほっとしました。
低気圧も拾ってしまう体質なので、台風が近寄ってきている間は要注意です