クリスマスにちなんで、七面鳥の小話を一つ。
ある日、子供がお母さんに尋ねました。
「ねぇねぇお母さん、どうして七面鳥を焼くときに尻尾を切るの?」
お母さんはこう言いました。
「あら、そう言われればそうね。なんでかしらね?私のお母さんはいつもそうしてたから」
お母さんはおばあちゃんに聞いてみることにしました。
おばあちゃんはこう言いました。
「尻尾を切って焼くと美味しくなるって言う風に聞いたわ。私のお母さんがそうしてたもの。じゃあひいおばあちゃんに聞いてみましょう」
おばあちゃんはひいおばあいちゃんに聞きました。
「尻尾を切るのと美味しく焼けるのよね?」
ひいおばあいちゃんは大笑いしてこう答えました。
「あんた何言ってるの~。美味しくなるわけないじゃない。昔のオーブンは小さかったから、尻尾を切らないと入らなかっただけよ」
昔からやっているから...。
そこの「なぜ」を知ることは大切ですね。
それではみなさんメリークリスマス!
※この物語はフィクションです。登場する人物、調理方法は架空のものであり、実在するものとは関係ありませぬ