ポーランドへやってきました。

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ポーランドといえば、ショパンやキューリー夫人が有名ですが、実はあるお話を聞いて、是非訪れてみたいと思ったわけです。

それは、ポーランドと日本との関係。

1919年、ポーランドがロシアから独立した時、ロシア極東には10数万人のポーランド難民がいたそうです。苦しい生活を送っていた彼らは、せめて親を失った子供達だけでも救いたいと「ポーランド救済委員会」を発足。しかし、1920年、ポーランドとロシアの戦争が始まるとシベリア鉄道でポーランドへ帰すことが出来なくなりました。そこで、彼らは欧米諸外国へ救援を要請を行いましたが断られ、外交の無かった日本へ助けを求めました。

外務省を通じ日本赤十字は支援を即断。わずか2週間後には敦賀経由で東京へ第一陣の孤児たちを受け入れ、その後約800名の孤児たちを受け入れました。

手厚い保護を受けたポーランド孤児たちはその後母国へ帰されました。出発の時、保母さんから離れたくなくて船に乗るのを泣いて嫌がったそうです。

「ポーランド国民は肝に銘じてこの恩を忘れてはならない」

その言葉どおり
阪神淡路大震災の時には、約30名の被災児をポーランドへ招待。東日本大震災時も多くの支援をしてくださいました。

このことが語り継がれているから、ポーランドは日本を尊敬し好きでいてくれます。ですが、ポーランドが親日である理由を知っている日本人は少あまり多くはないのではないでしょうか。もちろん私も最近まで知りませんでした。


実際この国へ来て、「ポーランド人は日本がとても好き」という言葉を聞くと、知らなかった自分がとても恥ずかしく思えてきます。


日本を慕ってくれる国はたくさんあります。それは先人たちが命をかけて築いてくれたもの。暗記テストよりも伝えていかなくてはいけない大切なことってもっとあると思います。


ポーランドと日本の交流を自分なりにも実現していきたいと思います。