木嶋被告が初めて捜査線上に上ったのは昨年5月15日。午後1時頃、千葉県野田市尾崎で住宅火災があり、焼け跡から安藤建三さん(当時80歳)の遺体が見つかった。

 千葉県警は、現場の寝室に七輪があるのを見て「なぜこんな季節に」と疑問を持つ。2008年10月頃から、家事手伝いとして安藤さん宅に出入りしていたのが木嶋被告。県警の参考人聴取に「火災の数時間前まで安藤さん宅にいた。火事のことは翌日知った」と答えたという。

 だが、安藤さんの遺体を司法解剖した結果、睡眠導入剤の成分が検出された。火災当日、木嶋被告が安藤さんの口座から180万円を引き出していたことも判明。木嶋被告の口座には、億単位の金の出入りも確認された。

 そんなさなかの昨年8月6日、埼玉県富士見市の駐車場に止めたレンタカー内で、大出嘉之さんの遺体が見つかった。埼玉県警の捜査員は、複数の練炭と七輪があるのに、ライターやマッチ箱、車のキーがないなど矛盾点に気付き、「練炭自殺を偽装した他殺」と直感。遺体からは睡眠導入剤の成分が検出され、間もなく、交際していた木嶋被告の存在が浮上した。

 安藤さんの事件と多くの接点が見つかり、両県警は協力して捜査を進めた。やがて2人以外にも、木嶋被告と交際のあった複数の男性が不審死していることがわかった。

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 6434人が犠牲になった阪神大震災は17日、発生から15年となる。心身を傷つけられ、大切なものを奪われながら、被災者は支え合い、懸命に生きてきた。だから、今がある。大地震が起きたハイチでは、あの日と同じように大勢の人が悲しみに沈んでいる。思いをはせること。犠牲を払って得た教訓を伝え続けること。被災地がはぐくんできた支え合う心をいかしたい。震災障害者に、光が当たりつつあるのも、その成果だ。犠牲者を悼み、その原点を確認する日が、巡ってきた。【震災取材班】

 最大の被災地・兵庫県では、15年たっても解消できていない課題がある。災害復興公営住宅では、高齢化率(65歳以上が占める割合)が上昇を続け、昨年11月で48.2%に達した。単身高齢者率も43.3%に上り、いっそうの見守りが必要だ。にぎわいを取り戻せていない街も残る。神戸市では、震災後に生まれたり、転入してきた市民が36%となり、震災の風化も懸念される。これらの課題にいかに取り組むのか。「1・17ひょうご安全の日宣言」は「教訓をもっと活用しよう」と呼びかけている。支え合い、伝え、備える。15年間の教訓を今、再確認したい。

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