年をとるほどに問題は処理できていって、荷物は軽くなるつもりでいた。
もう少し、身軽な25歳を迎えられるはずだったのにな。
さらに大きくなった荷物を抱え込んでいる。
大人が平気な顔で歩いているのは、別に荷物を捨てたからじゃないんだな。
荷物が捨てられないって分かったから、たくさん持てるように強くなることにしただけ。
器用になることが大人になることだって思っていたけど、やっぱり違う。
くそまじめに生きたって、ずるいやつに出し抜かれているのに。
それでも、また懲りもせずに人に触れて新しい荷物を背負っていく。
大切なものをなくしたって、なかったことにはならないから、荷物が減るわけではないのに。
自分に背負いきれるかなって、逃げることばっかりうまくなっていた。
嫌いなはずだった色に、染まることに慣れてしまっていた。
荷物のひとつひとつを、大事そうに抱えてあるく人たちの背中を見送ってばかりいた。
強く生きることにどんな意味があるのって思うけれど、そうやって動けない自分はいやだ。
こんないつも通りの朝だけど、踏み出せるような気がする。
さ、出発だ。
いろんな笑顔が、優しい音楽みたいに流れている。
全部背負わしてくれよ、こんな弱い俺でも大事なものなんだから。
もう少し、身軽な25歳を迎えられるはずだったのにな。
さらに大きくなった荷物を抱え込んでいる。
大人が平気な顔で歩いているのは、別に荷物を捨てたからじゃないんだな。
荷物が捨てられないって分かったから、たくさん持てるように強くなることにしただけ。
器用になることが大人になることだって思っていたけど、やっぱり違う。
くそまじめに生きたって、ずるいやつに出し抜かれているのに。
それでも、また懲りもせずに人に触れて新しい荷物を背負っていく。
大切なものをなくしたって、なかったことにはならないから、荷物が減るわけではないのに。
自分に背負いきれるかなって、逃げることばっかりうまくなっていた。
嫌いなはずだった色に、染まることに慣れてしまっていた。
荷物のひとつひとつを、大事そうに抱えてあるく人たちの背中を見送ってばかりいた。
強く生きることにどんな意味があるのって思うけれど、そうやって動けない自分はいやだ。
こんないつも通りの朝だけど、踏み出せるような気がする。
さ、出発だ。
いろんな笑顔が、優しい音楽みたいに流れている。
全部背負わしてくれよ、こんな弱い俺でも大事なものなんだから。
