今回は江戸幕府の職制について。
こちらは、三代将軍・家光さんの頃までに整備されました。
覚え方など、苦手な方は参考してくださいませ。(赤字がポイントとなっております。)
「大老」
老中の上-政務総括(臨時職)
有力譜代大名より1人
「老中」
総務総括(常設)
大目付・奉行などを監督(寺社奉行は除く)
★譜代大名より複数→月番制
発行公文書:奉書
「側用人」そばようにん
将軍側近、将軍と老中の連絡役
5代綱吉:★柳沢吉保
6代家宣・7代家継:間部詮房
10代家治:田沼意次
→側用人政治の展開
「若年寄」
老中補佐
★直参の統率
譜代より複数→月番制・・・老中と同じ
「目付」
若年寄配下・補佐
直参の監察
譜代より10名程度→月番制
「大目付」
老中直属
大名の監察
旗本より複数名
「寺社奉行」
将軍直属
寺社・寺社領の監督
関八州以外の訴訟処理
譜代より
★三奉行では最上格
「勘定奉行」
老中直属
天領の租税徴収を監督・・・郡代、代官と呼ばれる下官を派遣
関八州内での訴訟処理
旗本より
「町奉行」
老中直属
江戸の行政、警察、裁判を監掌←下官は同心、与力
旗本より南北2人
「京都所司代」
将軍直属
★禁中、公家の監察
★大坂城代と共に西国大名の監察
譜代より1人
「遠国奉行」
★地方直轄主要都市の町奉行
旗本より
大名は旗本に、
旗本は大名に、監視させている。
→幕府の分断支配
月番制の採用
惣村、堺、博多などの自由都市の自治組織の伝統継承
譜代、旗本による独占
<用語説明。上記の★の色とリンクしてます>
★譜代・・・関ヶ原以前より家康に臣従した2.5~10万石の大名
★柳沢吉保・・・綱吉より「吉」
★直参・・・将軍直属の家来(1万石以下)
将軍に謁見可:旗本
将軍に謁見不可:御家人
中世以来、一定の領地の支配権を与え、領民からの租税収入をそのまま給与として与える地方知行制だったが、幕府は直接支配を強めたいという理由で、サラリーマン化する俸禄制に変更した。
★三奉行・・・寺社奉行、勘定奉行、町奉行のこと。また、幕府の最高訴訟処理機関は老中、三奉行で構成された評定所←評定衆と間違えない
★禁中、公家の監察・・・禁中は天皇家のことである。
また、実際の監察は公家伝奏による。公家伝奏は公家による公家のスパイ。
★大坂城代と共に西国大名の監察
・・・大坂城代は将軍直属である。また、西国大名は関ヶ原以降より家康に臣従した有力な外様が多いから。
★地方直轄主要都市の町奉行
・・・
政治都市:京都、奈良、大坂
貿易都市:長崎、堺
鉱山都市:生野、佐渡
門前町:山田(伊勢神宮外宮)、日光
以上となります。
また、
譜代より、
大老、目付、老中、若年寄、寺社奉行、京都所司代が。
旗本より、
大目付、勘定奉行、町奉行、遠国奉行が。
となっています。
江戸幕府で政治しようと思ったら、将軍に気に入られて側用人政治をする他なさそうですね。笑
あ、でも朱子学者で、ってのもアリかも!?