「このまま定年まで、同じ景色を見て終わるのかな……」

日曜日の夕方、ふとそんな思いが胸をよぎることはありませんか?


私は50歳という節目で、長年勤めた会社を卒業しました。

肩書きを脱ぎ捨てて感じたのは、怖さよりも、驚くほどの「身軽さ」でした。

朝、アラームをかけずに目覚め、淹れたてのコーヒーの香りをゆっくりと楽しむ。

そんな当たり前のことが、これほど贅沢に感じるとは思わなかったのです。

今回は、自由を手にした私が今、心から「やってよかった」と感じている、人生後半戦を豊かにする3つの過ごし方をご紹介します。

1. 「稼ぐ」を「楽しむ」に変える、自分だけのスモールビジネス

これまでの仕事は「誰かのため」「家族のため」の義務だったかもしれません。

でも今は違います。
自分の得意なこと、好きなことで、誰かに喜んでもらう。そんな「小さな商い」を始めました。

それはブログを書くことかもしれないし、趣味のハンドメイドを販売すること、あるいは誰かの相談に乗ることかもしれません。

組織の目標に追われるのではなく、自分のペースで、コーヒー代とちょっとした贅沢ができる分だけ稼ぐ。

この「社会と繋がっている安心感」と「自由」のバランスが、驚くほど心地よいのです。


2. 「観光」ではなく「生活」するように旅をする
会社員時代の旅行は、いつも時間に追われていました。

今は、気になった街に1週間、あるいは1ヶ月。

スーツケースひとつで、暮らすように旅をしています。

朝起きて、地元の市場で食材を買い、散歩道を見つける。ガイドブックには載っていない、その土地の「日常」に溶け込む時間は、乾いていた感性をしっとりと潤してくれます。

「次はどこの街で目覚めようか」——そんな風に未来を考えられるのは、最高の幸せです。


3. 「いつか」と後回しにしていた、自分のための学び直し

「いつか時間ができたら、あの楽器を習いたい」「歴史をじっくり学び直したい」
そう思って本棚に眠らせていた夢に、ようやく光を当てる時が来ました。

50代からの学びには、試験も評価もありません。

ただ、自分の好奇心を満たすためだけの純粋な時間です。

新しい知識を吸収するたびに、自分の中の世界が広がっていくのを感じます。

「今日が人生で一番若い日」。そう実感しながら没頭する時間は、何よりも若返りの薬になります。




50歳は、新しい人生の「1歳」

早期退職は、単なるリタイアではありません。「本当の自分」として生きるための、2回目の誕生日です。

会社という大きな船を降りるのは、勇気がいるかもしれません。

でも、一歩踏み出した先には、想像以上に穏やかで、彩り豊かな海が広がっています。


もしあなたが今、迷っているのなら。
自分の心の声を信じてみませんか?

人生の後半戦、もっと自分勝手に、もっと自由に。
私たちは、その資格を十分に持っているはずですから。