修理代8 | 妻と黒猫と腰痛と不眠症と戦うデスパレートな男の日記

修理代8

妻の腕時計の修理は待ってさえいれば、一時間くらいで終わるということなので待つことにした。雑誌を読みながら待っているとどうやら眠ってしまったようだ。ふと時計をみるとちょうど一時間過ぎたところで時刻は昼の12時を少し過ぎていた。
店員に起こされた私は少し高めの修理代を支払い時計の修理具合を確認すると店員は丁寧に赤い箱にしまった。
店を出ると陽のひかりがまぶしく感じる。眠ってしまったせいもあるのだろうか、右も左もわからなくなった。お天道様のせいにするのはあまりにも罰当たりなので私の元来の方向音痴が出たということにした。どうやってここまで来たのか忘れてしまった。もう一度店に戻って聞こうにもみっともなくて聞くに聞けない。はてさてどうしたものかと途方にくれる羽目になってしまった。すると「大丈夫ですか?」という声がきこえた。声の主のほうに身体を向けると頭髪を角に刈った駐車場係員の姿がをみえた。まさに地獄に仏とはこんな状況なのだろう。