高校生の頃、私の周りにはいつもかわいい友達がいて、彼女らはクラスの人気者だった。
田舎の高校だったが、休みの日にはおしゃれをして、古着の町である名古屋の大須にでかけていた。
そこで知り合ったのが、彼氏である真一だった。
彼は当時めちゃ人気だった武田真治に似ていて、中世的なオーラを纏うイケメンだった。
彼と付き合うことで私は調子に乗ってしまう。完全に浮かれていた。
かっこいい彼氏を連れて歩く街は最高に楽しくて。
ずっと続くと思っていた。結婚しようなんて話してもいた。
けらけらと笑う私を彼は面白い子だなと言って好きになってくれた。
自分はすごい。何でもできると思い始めたのもこの頃だった。
周りの子たちも、かわいい、おしゃれだなんて言ってくれてた。
彼と知り合って3か月が過ぎたころ、私は急に無気力になって、落ち込んでいった。
このままずっと楽しい日が続いていくのか不安になった。
わたしなんかがこんなかっこいい人と一緒にいていいのか。
動けなくなった。目の前真っ暗になって、なにもできなくなった。
高校にもいけなくなって友達にも彼氏にも会えなくなった。
寝てるだけ。ただ寝るだけ。
死にたかった。頭の中はどうやったら死ねるか。そればかりだった。
どんどん醜くなっていった。
僕のこと嫌いになったのか?彼はそう言って泣いた。
でも何も言えなかった。
さようなら。そう思った。
学校に行けなくなり1年がたち、彼女らは卒業する。
私はある時急に、外に出たくなって彼女らに会いに卒業式に向かった。
醜く太った私に皆驚いて、近づいてくる子はいなかった。
これが私の双極性障害の始まりだった。