青いのが欲しい
修了証ではなく資格証を欲したのは、
私の表層意識ではなく、
別な部分からの声だった。
資格証なんて
ただの紙切れ一枚ではないか、
それを持っていなくても現在私は、
シュタイナー教育に沿った保育を、
やっている、やろうとしている。
それを手にしても
今と何も変わることはない。
給料すら
変わることはないだろうし、、、。
そんな私の意思とは裏腹に、
資格書を取る方向へ
現実は動いていく。
保育の実践を見てもらい、
さぁ資格証がもらえる、
というところまでこぎつけたが、
なんと「渡せない」と言われた。
その時私は、
私自身の魂の質を突きつけられた。
それが駄目だということではない。
私自身がそれを求めていたのだと、
私はすぐに理解できた。
『だったらどうしたい?』
資格証はいらないと思っていた私、
「渡せない」と言われた、、、
何かが、
深いところから動き始めた。
感情の、
あらゆる感情が一気に溢れ出し、
私はつかの間の間、
放心状態で過ごした。
『だったらどうしたい?』
突きつける問いに、
私は答えて行こうとし始め、
浮かび上がる毎瞬の感情は、
その羅針盤だ、と、
明確に意識し始める。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20230324/07/riyomaro-9/77/71/j/o1080076115259805821.jpg?caw=800)
そして資格証は授与された。
再視察の時、
前回とは違う状態で臨めたが、
まだ完全ではなかった。
だからなのかもしれない。
青いホルダーに入った資格証を
手にした時に、
何かが切り替わった音が、
感触がした。
資格証には
教育の本質が記されていて、
文末に
『子どもたちにとって
愛に満ちた環境となるよう
共に歩みを進めていきましょう』
と記されていた。
正しいや間違いではなく、
『愛に満ちた環境』、、、
教育の
本来目指している方向がこっちだと、
強く私を求めていると感じる。。。
私はただそこへ向かって
導かれているだけのようだ
私は
ようやく
私の周囲に満たされた世界の愛を感じ
受け入れていく覚悟を持った。
帰宅してから
資格証を改めて見ていると、
あるメロディーが浮かんだ。
その曲を聴きたくなり、検索すると、
エルヴィスプレスリーの
Can ' t help falling in love だった。
しかし私はエルビスではなく、
女性の声で聞きたかった。
いくつか探し
気に入った声にたどり着き、
再生すると和訳が字幕でついていた。
『私はあなたを愛さずにはいられない
川の流れが やがて海へと注ぐように
愛しい人よ
きっとそうなの
運命はなるべきようになる
止めることはできない』
ここが光って見えた。
『青いのが欲しい』と叫んだ、
私のソースからのメッセージだと
すぐに分かった。
『運命のように決めてきている
あとは流れに乗るだけ自然にられる』と。