全理連(全国理容生活衛生同業組合連合会)が推進している『3・9(スリー・ナイン)レディスカットキャラバン』は、理容業界におけるレディースカットの技術向上と、女性客への対応力を強化することを目的とした全国規模の講習プロジェクトです。

主な特徴や内容は以下の通りです。

1. プロジェクトの背景と目的

近年、理容店における「お顔そり(レディースシェービング)」の需要が高まっていますが、それとセットで「カットも理容店で任せたい」というニーズに応えるための施策です。

  • 技術の標準化: 全国どこでも質の高いレディースカットを提供できる体制を整える。

  • 女性客の定着: シェービングだけでなく、カット技術を磨くことで女性客のトータルケアを可能にする。

2. 「3・9」の意味

この名称には、理容師のこだわりと顧客への感謝が込められています。

  • 3(3つのシルエット): 「グラデーション」「レイヤー」「ワンレングス」という基本の3形態を指します。

  • 9(9つのバリエーション): 上記の基本を組み合わせ、あらゆる女性の要望に応える9つのスタイル展開を意味しています。

 
 もしかしたら…
  • サンキュー: 顧客への「ありがとう」という感謝の気持ちも掛け合わせられているかもしれません。

3. キャラバン(講習会)の形式

全理連の企画主旨に基づき、各都道府県の組合や教育部・講師会が主体となって開催されます。

  • 実技講習: 実際にウィッグやモデルを使用して、効率的かつ再現性の高いカット技法を学びます。

  • カウンセリング: 女性客が求めるスタイルを的確に捉えるためのコミュニケーション術なども含まれることがあります。

  • 全国展開: 「キャラバン」の名が示す通り、日本全国の各ブロック・支部を巡回するように講習が行われます。

4. 2025年〜2026年の動向

現在は、各地の県講師会や支部単位での開催が活発化しており、特に地方自治体や組合の教育担当者が中心となって、若手からベテランまで幅広い層を対象に実施されています。

理容師免許の強みである「シェービング」に、この「3・9レディスカット」の技術を掛け合わせることで、美容室とは異なる「理容店ならではのレディーススタイル」を確立することが業界全体の狙いとなっています。