いじめに対する美輪明宏さんのメッセージが素晴らしかった。 | 地酒、焼酎、ワインが好きな大阪 茨木の酒屋社長Blog

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2012年度の紅白見ました?

実は私見てません(汗)
ちょこちょことはチャンネルを回したりしてたんですが
基本、酒飲んで年が変わる前に爆睡 zzz~

ところが、このあいだ美輪明宏さんのコメントがすんごく良かったですね。

ほんと最近の卑劣な事件やいじめの問題などの本質を
突いてるような話が聞けて妙に納得しました。

下記に掲載するのでご興味ある方は呼んでください。
2月16日 産経ニュースから抜粋

「かあちゃんの唄こそ 世界一」-。昨年おおみそかのNHK紅白歌合戦に
初出場した美輪明宏さん(77)の「ヨイトマケの唄」は、お茶の間に衝撃を
与え大きな話題となりました。半世紀近く前に発表されましたが、歌詞に
含まれる言葉が問題視され、表舞台から姿を消していた名曲が
よみがえった瞬間でした。(櫛田寿宏)

■まともな回帰

 インターネットの掲示板に書き込まれた「ヨイトマケ-」に対する賛辞の数々。
「ほめてくれるのはありがたいけど、恐縮してしまう」という美輪さんが、
その一つを紹介してくれた。

 「ひとつの歌が日本国民の意識を正常化に向かわせたのは初めてのできごと」

 「ヨイトマケ-」は昭和40年にレコードが発売された。貧しい家庭の少年と、
工事現場で泥まみれになって働く母親を描いた、約6分のドラマチックな歌だ。
紅白以降、美輪さんのCD全集は前年の数倍の売れ行きとなっている。
その理由を美輪さんは「真実、親子の情愛、無償の愛…。今、みなさんが
欲しがっているものが入っているので支持されたのだと思います」と分析した。

 美輪さんは、今の日本に「まとも回帰」現象が起きているという。テレビ番組は
人に暴力を振るったり恥をかかせたり。小説や映画も恐怖やスリルなどを
感じさせるものが多い。「文化の作り手の側はクールやニヒルでいることが
かっこいいと考えているけど、そんな考えは過去のものになった。
人々は心が温まる『まとも』なものを求めているんですよ」と話す。

 “放送禁止歌”に  美輪さんがこの歌を作ったのは五十数年前。
作った理由は「こういう歌がなかったから」。当時、シャンソンは上流階級の
婦女子の優雅な趣味ととらえられていた。問題意識を持って、怒りを込めて
何かを告発するために歌うシャンソン歌手もいたが、そうした歌は下品だと
いって受け入れられなかった。そんな状況に我慢できなかった美輪さんが
渾身(こんしん)の思いを込めて発表した作品なのだ。

 テレビで「ヨイトマケ-」を歌ったところ、大きな反響を引き起こした。
レコードは大ヒットしたが『土方』などの差別表現を含むと判断されて
民放の「要注意歌謡曲」に指定されてしまったのだ。後に指定制度が
廃止されるが、以来、“放送禁止歌”という実体のないレッテルが張られてしまった。

 平成10年に泉谷しげるさんが「ヨイトマケ-」をカバーした。それ以降、
桑田佳祐さんや槇原敬之さんら数多くのアーティストが歌い、名曲として
認識されるようになった。それでも、紅白歌合戦というひのき舞台で
歌われるまでには、さらに多くの時間を要した。

 常に美を追求する美輪さんが、この歌の中で非常に醜い人間を演じている
場面がある。主人公の「ヨイトマケの子供」を別の子供たちがいじめるところだ。
「いじめる側の人間は劣等感のかたまりで、頭が悪くて、それをごまかすために
暴力を振るっていじめるんです。そんな卑しい心根に気づかないでいる。
そのことを教えるために、なるべく嫌な顔をして表現しています」と説明した。

美輪さんは、「学校教育に修身の授業を復活させるべきだ」と力説する。
「いじめることは、自分はバカです、劣等感のかたまりです、醜い心を持った人間です、
と言いふらしているようなもの。だからやめましょうねと全国一律で教えれば、
きっといじめはなくなります」。紅白での熱唱はそんな思いを込めた問題提起なのだという。

■時代を超えて

 美輪さんは幼少時、勉強ができて級長や副級長を務めることが多かった。
自身がいじめられることはなかったが、いじめられる子供がいると、いつもかばった。
「いじめられる子は優しくて、心がきれいで、傷つきやすくて。それで抵抗できないんです。
だから守らなければいけない」と力を込める。

 美輪さんは自分が子供のころ耳にした、いじめられっ子とその母親のやりとりが、
今も忘れられないという。

 「勉強ができたり、お金があったり、けんかが強いから偉いんじゃないよ。
人間で一番偉いのは、お天道様の前で胸を張って一生懸命生きる人なんだ。
正直に生きることなんだ。だからお前は偉いんだよ」

 どんな時でも自分を肯定しようとする態度。「自分が自分の味方にならなかったら浮かばれないでしょ。あの歌には、そんな気持ちが込められているんです」。時代を超えて愛される名曲には、それが名曲たる理由があった。

〈みわ・あきひろ〉昭和10年、長崎県生まれ。国立音大付属高校を中退し、
16歳でプロの歌手として活動を始めた。類いまれな美貌で人気を集める。
シンガー・ソングライターのさきがけとして活躍。32年、「メケメケ」を大ヒットさせた。
俳優としての活動も注目を集めている。江戸川乱歩原作、三島由紀夫脚本の
「黒蜥蜴(とかげ)」は空前の大絶賛を浴び、深作欣二監督で映画化もされた。
「黒蜥蜴」は4月5日から5月6日まで、東京・銀座のルテアトル銀座で上演される。

 --今、「ヨイトマケの唄」が評価されて何か変わりましたか

 「60年間ずっと同じスタンスでやってきました。それはこれからも変わりません。
本物を作り続ければ、いつかは世間が評価してくれるものです」

 --今の音楽をどうみますか

 「ヒットチャートを意識して売れることだけを考えて音楽を作っています。
だから似通ったメロディーになってしまう。歌詞もツイッターみたいになる。
だからすぐ消えてなくなってしまう」

 --人々はどんなものを求めていますか

 「野球の斎藤佑樹選手やプロゴルフの石川遼選手、体操の内村航平選手の
ような存在です。世界に通用する技術があるのにさわやかで礼儀正しい。謙虚。
決して相手の悪口を言わない。こういう人たちが支持される。でも、文化を発信する側の
人たちはよく理解できないでいます」