松下幸之助さんの歴史観 | 地酒、焼酎、ワインが好きな大阪 茨木の酒屋社長Blog

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先日お会いした元杉並区長の山田宏氏からこんな話を聞きました。

山田宏氏は、松下政経塾出身で、元PHP出版社長の江口克彦氏と

関係があります。



もちろん、江口氏は現在はみんなの党所属の参議院で

松下幸之助さんの秘書だった方です。



その江口さんが、松下幸之助さんの現役時にこんなエピソードが

あったと山田氏に話をしたそうです。



夜中3時ごろ松下幸之助氏から江口さんに電話がかかってきました。


「江口君起きとるか?」



「いえ、寝てました。どうしたんですか?こんな時間に」



「いや、今日は寝れんのじゃ・・・ちょっと悪いけど家まで来てくれんか・・・」



自宅に着いた江口さんはビックリ!?

幸之助さんの目が真っ赤になってるんです。



「どうしたんですか?そのお顔?」



「実は、夜の8時にNHKの歴史番組を見とった。」



「で、聖武天皇が奈良の大仏を建設した話だったんだが、その番組の中で

 ある歴史学者が、その聖武天皇は、庶民をこき使い重労働させ

 そして奈良の大仏をつくったんだと、ようは聖武天皇は悪い奴だと話をしとった。」



「わしは、それを聞いて、寝れんのじゃ。こんな教育しとったら日本は絶対に

 よくならんと・・・ それを考えたら、寝れんのじゃ・・・江口君」



「考えてもみろ、もし本当に庶民がイヤイヤ聖武天皇を心底憎んでたら

 聖武天皇がいなくなったら、奈良の大仏を庶民の手で壊すだろう。」



「もし、何人かの庶民がそんなことを思ってた事実はあったかもしれない。

でも歴史を教えたり、教育する立場の人間がこんなことを伝え教えたら

どうなる。そんな国の教育はいいはずがない、人は育たないだろう・・・」



「それを考えたら寝れんのじゃ・・・」



「たとえば、家族で考えるなら、親が悪い、先祖が悪い、親戚が悪い、近所が悪い

 学校が悪い、と○○が悪いと、そんなことばっかり言う家に

 りっぱな子供が育つはずがない」



「家族でも、地域でも、会社でも、国でも、悪グチばっかり言うコミュニティに

 いい人が育たない、いい地域ができない、いい会社だできない

 いい国ができないということだ・・・」



「戦争時の日本が悪いと、日本の国民が言ったり、教えたりして

いい国になるわけがない。事実をまげる必要もないが

戦争の歴史を教えるなら、あなた達がいま、日本で幸せに生きられるのは

戦争で多くの人が戦ったから、今の日本があるんだ・・・

となぜ言えない。なぜ感謝の気持ち教えない・・・」



「それを言わずして、悪いことばかりしたと言う人がいるから、

 人が育たない、国が育たないんだ・・・」



といって、寝れないわけをお話したそうです。



あの松下幸之助さんが、国家という公の社会で、歴史番組の教育者の

発言に夜中まで寝れずに目を真っ赤にして自問自答する姿を想像すると

私、胸が熱くなりました。




人を育てること、教えること、そして成長することの大切さ・・・

つまり「教育」というものの熱意・・・





元杉並区の山田区長は成人式のスピーチで

必ずこの二つのことをお話するそうです。



「親に感謝しなさい」  

     大人になって自分の一番近い人を幸せにできないでどうする!?


「知らない人に感謝しなさい」 

     あなた達の幸せは先人達が戦って築いたものだから・・・



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パネルディスカッションが終わってパチリ。

ありがとうございました。。。