最近の社会情勢の話になって、今、国が中小企業を対象にした
資金対策として、低金利の借り換え施策があり、自分の
取引先に進めてるという。
それはそれで、情報の提供という意味では大事だろうけど
話してる取引先の内情までわかって提案してあげてるのだろうか?
以外とこんな言い方は御幣があるかもしれないが
銀行マンでもそうだが、経理の人達の中にも断片的な数字の
ロジックだけをとらまえて指摘するのはいいのだが
案外、経営のバランスみたいなものが、少々欠けてる
ときがあると感じる。
そこが経営者と会社員の違いなのかもしれないが、
経営者の立場にたって提案するためには、やはり
経営者であり、経験したことがないと、経営全般を
見回すことはなかなか難しいことだろう。とこのごと
よく考える。
私の周りにいる利益を上げてる社長は、やはりこの
バランス感覚が鋭い。敏感である。単純で損するんやったら
やめる。撤収。といった鼻がきく人である。
反対に儲けられない社長は、スピード感がない。何もしない。
傍観するタイプである。
昔、昔、どこで聞いたか忘れたが、釣りをする人は商売が巧い。
と言われたことが頭に残ってる。
そのとき、釣りに興味はなく、もっぱらゴルフだけだったんで
「何をいってるのか?」と思って忘れてたんだが
このあいだ友人としゃべてって、自分も釣りをしろ!と
言われたんでふと、そのことを思い出した。
魚を釣るのが楽しいわけで、そのためにポイントを変えたり、
えさを変えたり、道具を変えたりと、いろいろと周りの環境や
そのときの状況に応じて、やり方を変えて釣る。
それをつねづね考えて実行して検証して仮説をたて実行・・・
経営と同じである。
反対に釣りが好きだけど、ぼーと1日中できるのがいい・・・と
いう人もおられる。誤解がないように言っておくが、できる釣り人と
いうことで絞るとNGな人。
経営者でいえば、先ほどの後者の人になる。
ましてや、例えば会社が右肩さがりになって危機に近づいてる
ときに傍観してたら、まるで船に穴があいて、沈没しかけてる
ときと同じ状態ではないか。
そのときに、ぼーっと竿を見てるようでは経営者失格だろう。
冒頭の経理のサラリーマンじゃないが、同じところから同じ方向しか
見えず、竿だけをちょっと長いのに変えてみたら?と後ろから
沈みかけてるときに言われても
「おいおい、あんたら二人ちょっと待て。回りを見ろ。沈むぞ」と
なるだろう。
そんな沈みかけの船があって船に乗ってる人が従業員と考えれば
まずは、リーダーが全員を統制して水もれを防ぐのが先決では
ないだろうか。ときには、一人を外に泳がさないとダメとか、
色々その状況に応じて、手を打っていく・・・
そういったジャッジや変化に対応する人が、先ほどの
「釣りをする人が商売が巧い」ではなく釣りが上手な人は商売が巧い。
です。
今になってその言葉の真意を確認する今日のこの時間でした。

昔よく少年マガジンでしたっけ?よく見ました。
おもしろかったなー
私も本格的に釣りをやろうかな?でも50歳から
やるつもりだし・・・