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言語聴覚士「けつ」の伝えたい話

言語聴覚士として病院で働いている自称「けつ」が、仕事や日常生活で感じるちょっとした気づきや考えを綴ります。とくに、経験の少ない言語聴覚士を含むコメディカルや学生に聞いてもらえるとうれしいな。

今日は午後から講習会に参加です。内容は嚥下・呼吸関連です。食べることに関して熱心に取り組まれている老健施設が会場でした。今回の講習会は認定試験に向けた座学で、摂食嚥下にとても精通した理学療法士の先生が講師をして下さいました(本当は…高名な先生が来ての講習会だと思い込んでました…笑)

内容は、言語聴覚士であったり、また日常的に栄養サポート(NST)活動をしている私には、主には復習や知識の整理になる内容でした。もちろん、その中には、初めて知ることや、ボンヤリと頭にあるだけで再度確認すべき内容もありました。受付名簿には言語聴覚士以外の職種の方もそこそこ含まれているようでした。

講義内容が盛りだくさんで、講義は、すごいテンポでドンドンと進んでいきました。講習会に先立ち、新しい赤ペンを買いました。必死でメモをとりました。今日の講習会を終えた後、復習などを行い、3週間後あたりに試験が行われます。久しぶりの試験と言うことで、緊張感もあるけれど、職人として、しっかり復習して臨みたいと思います。

ある程度経験を積んでも、決して奢ることなく謙虚に誠実に取り組んでいきたいと改めて思いました。今回挑戦するのは初級…落ちたら…クビかなぁ…泣😱
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担当している癌ターミナルの患者さんの状態が良くない。つい2日前まではベッドの端に腰を降ろして時間を過ごされていた。

両足はパンパンに浮腫みながらも、癌特有の鈍痛に耐えながら、私が来ると笑顔を見せてくれた患者さんが、今はベッドに横たわり眠っていることが多い。

モルヒネの投与によりる疼痛コントロールは比較的うまくいってる印象だ。呼吸はやや口呼吸につき、口腔内の乾燥も目立つ。座れていたときは出来ていたうがいも、寝姿勢ではムセ・誤嚥リスクが高いため控えるしかない。口腔内乾燥や、水分摂取希望時の少しでも足しになればと、スプレーボトルを準備した。誰が見てもわかるようにテプラで、使用方法を貼り付けた。入れ歯も上顎用が不適合なので粉タイプの入れ歯安定剤を使用してもらうように、これまたテプラで使用方法を貼り付けた。実際、自分のリハビリ時には、氷を入れて冷やしたお茶をスプレーに入れて散布した。本人は喜ばれている。

今こうやって文字を入力しているが、思い通りに文章が進まない。なぜだろう?2時半になろうとしていて眠たいからだろうか…。いや、そんなことはないなっ。

このブログをはじめて、思うことがある。最初は独りよがりでもいいので、日記のように日々を記せていければと。でも実際は、少しでも言語聴覚士を目指そうとしていたり、今働いて入て困っているようなことを乗り切るためのヒントのようなものになればと願うようになった。だから、少しでも読んでくれたら、うれしいな
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年に3度程、リハビリスタッフに対して面談を行うことになっている。今は年度初めの各自の目標設定をする面談。つい最近、年度締めの面談が終わったばかりのような気もするけど…。この面談が実に面白い。本当に人それぞれの個性が出るんです。

そもそも、目標設定の面談ということは“目標を立ててくる”ことが大前提なはず。なのに、面談ぎりぎりに目標を書いている者、最悪の場合、面談直前になって、その目標を記載する紙が見つからなかったり…。いや、それなら「なくしました」と事前に言えるだけましか…。ひどい場合、面談時に「目標設定の紙をみせてくれる?」と聞いたら、「あっ、忘れました」とか…。私はこの面談で何をみているかというと、そのヒト個々の臨床能力を見ている。臨床家にとって、その専門知識や技術などというものはあって当たり前(勿論、経験年数に準じての差はあっても仕方ない)。むしろ、患者さまにとっての最大たる環境要因であるリハビリ士の人間力が大切なのである。こんな精神論を述べて…と思われるかも知れないが、本当にそのヒトを見ていれば、どんな臨床を患者さまに対しておこなっているのかが一目瞭然である。

今は経験年数の少ない職員も増えてきている。現に、回復期リハビリ病棟のある統計によると、経験年数3年目までが6割以上を占めているとの報告を先日の学会で耳にした。すなわち、人間力の鍛錬はもとより、経験不足からくる教育指導不十分や、STの若干の短所でもある人からの意見や指導等を素直に受け入れにくいなどの弊害が出ている気がしてならない。先日、“人間関係をよくする工夫”について本ブログで書いた。それにもあったが、やはり我々職人は、中途半端なナンチャッテ気持ちで患者さまに向かってほしくない気がする。結局、回復もさほどせず、患者さんの気持ちも引き出せず、日常生活場面でも応用できず、消極的な発言が多くなっていく。

決して悪口でもない。ただ、患者さまに向かう紳士的な態度をもっと示してほしいとただ思うだけなんだ。“こんなもんでいい”と思うのは、各自の思い込みではないか、“ここまでよくなってもらいたいし、よくなるから、一緒に精いっぱいやってみませんか?”と胸をはって言えるようなリハビリ士になってもらいたいし、私たち法人、病院で働いていくならば、一緒にはたらく者として、そのような姿勢であってほしいと切に思う。

精神論を語ってしまいましたね。ブログタイトルにもある“伝えたい話” これからもたくさん発信していきますので、1人でも多くの人がこのブログをみてくれますように。
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