こんにちは。
株式会社リビエールの河村厚志です。
いつも応援頂きありがとうございます。
メジャーリーグ ニューヨークヤンキースの田中将大投手が古巣の東北楽天ゴールデンイーグルスへの復帰が決定しました。
駒大苫小牧高校のエースとして1年生の時から甲子園を沸かせ、ドラフト1位でプロ入りしてから14年、ほとんど大きなけがもなく常に二けたの勝ち星を挙げ続けています。
特に楽天で2013年に記録した開幕から24連勝での日本一は記録にも記憶にも残る大きな偉業ですね。
翌年2014年からニューヨークヤンキースに移籍してからも毎年二桁勝利を記録し続けました。
そんな田中投手が楽天に復帰とあれば、東北のファンならずプロ野球全体が盛り上がる事は間違いありませんね。
田中投手が世界最高峰のメジャーリーグで活躍をしコロナウイルスの影響でヤンキースとの契約が厳しくなったと報道にありました。
楽天復帰が選択肢のひとつとしてあったそうですが、驚いたのはヤンキース以外のメジャー球団から15億円近いオファーがありながら、それよりもはるかに低い9億円で楽天と契約をしたことです。
我々庶民には9億も貰えれば充分じゃない?と思うかもわかりませんが、
最高峰のリーグから実力は落ちる日本のプロ野球に年俸を6億も下げてまで選択した事には驚かされました。
野球選手にとってお金は最も大切なモチベーションになる事は間違いないと思いますが、田中投手にはそれ以上にモチベーション、大切にしている事があるという事ですね。
お金を上回る目的、モチベーションとなったのは、何なのでしょうか?
インタビューから読み解けます。
まず東京オリンピックに出場する事が非常に大きかったように思います。
メジャーリーグに所属している限りオリンピックに出場する事は難しい事なので、野球選手として自分が現役バリバリの時に出場できるチャンスは大きなモチベーションだったように思います。
もうひとつは、
「また必ず帰ってきて…楽天イーグルスで、キャリアの晩年ではなく、どこかのいいタイミングで、また日本でバリバリ投げたいとの思いははじめからあった」
2013年11月3日、日本シリーズ第7戦の9回。故・星野仙一監督が、前日に160球を投げていた田中の登板を告げ、スタジアムにファンモンの「あとひとつ」の大合唱を響き、巨人打線を5人で抑え、球団史上初の日本一をつかんだ瞬間の映像だ。 「(日米で)舞台が違うので単純に(感動を)比べることはできない。でも、毎試合、それを見てゲームに入っていた。そこで(思いを)ご理解いただけたら」
東北のファンの方々にもう一度、現役バリバリの間に投げている姿を見せて伝えたい思い。
今でも東日本大震災で被災し苦しんでいる方々を勇気づけたいという思いが伝わって、胸が熱くなりますね。
田中投手がメジャーリーグで7年間にわたり大活躍できたのも、このような思いを胸に持ち続け自分が投げる事で東北の方々に元気を届けたい!という気持ちが大きかったのではないかと伝わってきます。
プロですから「お金」にこだわる事はおかしい事ではありません。
しかし、何の為に野球をやっているのか?という視点でとらえるとお金を稼ぐ事より大切な事がある。
この思いこそがファンの心をつかみ、大きな感動を呼び、元気、勇気を与え記録にも記憶にも残る大投手になっていくのだと思いました。
仕事は違えど、お金を稼ぐ仕事という事で本当に勉強になる、印象的なインタビューですごく感動する事ができました。
これからも田中将大投手を応援していきたいと思います。
おわり