こんばんは。
株式会社リビエールの河村厚志です。
いつも応援頂きありがとうございます。
早ければ2035年にも訪れるといわれている、AI(人工知能)が人間の能力を超えると言われている現象。
「シンギュラリティー」
私たちの仕事の約半分がAIにとって代わられてしまうとも言われています。
戦後の高度経済成長では工業化社会、ものづくりにより日本は大きく成長してきました。
大量生産、大量消費の時代でものがなく、作れば売れる時代でした。
やがてITによる情報化社会が到来しメイドインジャパンで世界第二位のGDPを誇っていた日本は変化の波への対応が遅れてしまい、世界に取り残されてしまいます。
中国にGDP2位の座を明け渡し、人口減少、高齢化社会を迎えています。
そしてここからはAIによる新たな時代。
ソサエティ5.0と言われ技術革新が目覚ましい時代へとなりました。
私たちの子供のころからは考えられないような世界です。
40年前の子供の私が今の世界を見たら、それはまるで「どらえもん」の世界のように映るでしょう。
技術の進化は私たちのライフスタイルに様々な変化をもたらします。
特にこれから先のAIやロボットは本当に生活を激変させるかもしれません。
そのような激しい変化に対応する為には、教育が欠かせません。
これまでは暗記してテストを受ける教育がメインでしたが、これからはあふれる情報をアウトプット、活用するB型教育がとても重要になります。
AI(人工知能)は人間の能力を超えてしまうのは本当にすぐそこに迫っています。
しかしながら全てがAIにとってかわられるわけではありません。
AIにはなく、私たち人間にしかない能力、それは感性、感情です。
ゆえに、ここから先は感性優位の時代になるのです。
話しは少し変わりますが、
私は子供のころから泣き虫でした。
小中学校の卒業式など、泣いてしまうので嫌で嫌で仕方なかったです。
泣き虫な私は「泣く」という事が本当にコンプレックスでした。
私は子供のころ、人前で泣いてはいけないと教えられてきました。
男が人前で泣いてはいけない。
日本人なら皆、そのように育ってきたのではないでしょうか?
しかしながら感性優位の時代では涙は大きな武器になるという事が分かってきました。
昨年、ある勉強会で人生の振り返りのようなワークをして、発表をした際、感極まって号泣しながらスピーチをしてしまうという事がありました。
いい大人が人前で号泣なんて、なんて恥ずかしいという気持ちでいっぱいでした。
しかし、感情が爆発してしまいあふれる涙を止める事ができません。
ふと30名ほどの会場を見ると、私の涙につられてか、会場中の方が泣いていました。
人生の振り返りの発表で感情が溢れてしまい、号泣しながらしてしまったスピーチが多くの人の感動を呼んだのです。
涙が人の心に触れ、感動を呼ぶ。
感性、感情がある人間ならではの現象です。
私たち人間は喜怒哀楽という感情をもっている動物です。
感性、感情を豊かにするとは、喜怒哀楽のエネルギーを高める事です。
ただし怒りの感情は注意しなければなりません。
喜怒哀楽のエネルギーを高めると、怒りのエネルギーも高まってしまうので、コントロールする事がとても重要です。
今の時代、一歩間違えればパワハラで訴えられるかもしれません。
しかし、私は怒りのエネルギーもとても大切だと考えます。
戦後の昭和の時代、映画などを見ていると本当に感性豊かで喜怒哀楽がはっきりしています。
心が豊かで感情のエネルギーが本当に高かったように思います。
今の時代、それが失われているように思えてなりません。
人口知能に理性、頭脳では勝つことはできません。
感性、感情を高め人間らしい能力を磨いていく事でシンギュラリティと共生できる時代を迎える事ができると思っています。
コンプレックスだと思っていた涙が武器に変わる時代がくるなんて、、、
私ももっともっと感性を高めていきたいと思います。
おわり