こんにちは。
株式会社リビエールの河村厚志です。
当社は今年で30年目を迎える、株式会社です。
みなさんは日本の会社の起源をご存知でしょうか?
江戸末期に坂本龍馬が作った亀山社中が日本での初めての会社だといわれています。
”亀山”は長崎県の亀山という場所
”社中”は共通の目的のために組織された団体や会社、という意味です。
当時時代は明治維新の真っただ中。
倒幕を目指してはいたが、なかなか手を組む事のできなかった薩摩藩と長州藩を結びつけたいわゆる”薩長同盟”の立役者になったのが坂本竜馬です。
当時の幕府に目をつけられていた長州や薩摩は大量に武器を購入すると幕府から攻撃される恐れがありました。
竜馬が作った亀山社中は、イギリスのトーマスグラバーから武器や弾薬、蒸気船を薩摩藩名義で購入し、それをこっそり、長州藩に引き渡すことで薩長同盟が結ばれたと言います。
亀山社中はこれらの仲介で莫大な利益を上げたのです。
竜馬の志は「日本の為に、倒幕を果たす」
亀山社中はこの志を果たす目的で、私利私欲に走ることを禁じ、営利目的でお金儲けをする集団でした。
脱藩者が多く、いわゆる給料がもらえない状態でしたので、このような方法になったと思われます。
さて、私の会社経営はこの考えをとても大切にしています。
誰の為に、何の為の会社なのか?
会社は組織です。
売上と利益を追求しなければなりません。
しかし、その売上と利益を上げる為には、理念、志が必要なのです。
儲けることは悪いわけではありません。
先のマスクの転売や道徳上問題のあるお金儲けでなければ、お金儲けはむしろ良い事です。
それは、雇用と納税に貢献するからです。
つまり、企業の発展なくしては、国の繁栄、国民生活の幸福度は上がらないのです。
世の中の困りごとに目を向け、生き甲斐を感じ社会貢献する。
この精神を忘れることなく一生懸命、仕事をしたいと考えます。
おわり