こんにちは
株式会社リビエールの河村厚志です。
私はお酒が大好きです。
そんな私が飲食店で、お酒を飲み商売を勉強する瞬間のお話です。
私の近所に新鮮な魚を提供するお寿司屋さんがあります。
私が子どもの頃からあるそのお寿司やさんは、
常連さんだらけで暗くなるころになると看板の電気が消えます。
いっぱいで、座れないからです。
ある時、ひとりで訪れた時、いつものように電気が消えていましたが、よく見ると隅の方のひと席が空いています。
マスターと目が合うと、どうぞどうぞと中へ入れてくれました。
店内は大忙しで、取り敢えずビールを注文し、お任せで刺身の盛り合わせを注文し
ジーっと待ちます。
「マスター、後回しでいいので…」と伝えるとマスターはニコッと笑い
ありがとうございます!
と適当に商品を提供してくれます。
これは私にとってはいつもの当たり前の事。
ファンなので、待たされる事に全く抵抗がないのです。
なぜ、このような思いになるのか、
それは私のそのお店が大好きだからです
そのお寿司やさんはたった15席ほどしかない小さなお店なのですが、
従業員さんは5名もいて、商売を度外視しているように見えます。
お会計はこんなんで商売できる?っ思うほど、もう本当に驚きの安さです。
私がここから感じる商売って
損して得をとる
お客様を驚かせたら勝ちだと思うんです。
サービス、品質、清潔感
お会計の時にだいたいこれくらいかなーって思う金額=価値がどれだけ
安っす!
と思わせるかだと思うんです。
経営者の立場からすれば、原価や家賃、人件費不安材料をまず考え、売値を決めます。
たった100円高いだけで、満足度が180度変わってしまう、そんな世界だと思うんです。
目には見えませんが、
経営者の覚悟や思いが伝わり
それが満足度や価値として伝わると感じます
そのお寿司やさんのマスターは大袈裟かもわかりませんが、
まるで命を削って
商売をしているようにすら感じるのです。
もちろん赤字では、とっくに潰れているでしょう。
という事は間違いなく儲かっているはず、、
しかし、それを全く感じない凄さ
これこそが商売!
本当に勉強になります。
私は今回のコロナウイルスで商売人としての資質が試されると思っています。
マスクや防護服が品薄に。。
市場の論理では必ず価格は高騰します。
これはある程度は仕方のない事です。
実際、マスクに仕入れる生地やゴムは通常時の2割増し程度になりました。
結果、価格は高騰してしまいます。
おまけに仕入れたマスクを転売して儲けようとする人間まで現れ、人の弱みに付け込みます。
私の価値観は「正義」「感動」「生き甲斐」です。
困っている人がいたら役にたち、感謝の言葉を頂き、生きてるんだと実感する。
なので、売れるからと言って絶対に不当な利益は得ません。
商売ですから、利益は必要ですし、悪い事ではありません。
従業員の生活レベルの向上は社長の一番の仕事と言っても過言ではありません。
困っている人のお役に立ちそれが利益になる。
これがさきほどのお寿司やさんの成功の正体だと、私は思います。
そんな気持ちで日々お寿司やさんに通っているのです。
早く緊急事態宣言で家で大人しくしていますが、宣言解除になれば、真っ先に行きたいと思います!
たまには、こんな発信もいいですね。
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おわり