原田メソッド認定講師の河村厚志です。
前号にて、パフォーマンスつまり成果や仕事力は”何を”をどんな気持ち、姿勢、態度で行うかが重要だ!とお話をしました。
前向きな姿勢で、厳しい目標にもあきらめず挑戦していれば、成果は伴ってくるものだからです。
気持ち、姿勢や態度を上向きにする事を原田メソッドでは
「心のコップを上向きにする」と言いましたね。
では、心のコップはどのようにすれば上を向くのか、考えてみたいと思います。
原田隆史先生がこの教育を考案する過程で、調べられたそうです。
良い組織、結果の出る組織に共通することは何か?
調べたところとある共通点を見つけたのです。
良い組織にはブスッとしている人がおらず、みんなイキイキと前向きに働き、助け合っています。
玄関やトイレはピカピカで
気持ちのよい挨拶が飛び交っています。
良い組織は心のコップが上を向いており、会社や組織にすさみがないのです。
これを成長の為の3原則
「時を守る」
「場を清める」
「礼を正す」
清掃・奉仕活動と言います。
心のコップを上に向けるためには、この成長の3原則を徹底して教育する事が重要なのです。
小坊主修行では必ずこの成長の3原則を実践しますね。
早朝に早起きし、寺の掃除を始めます。正座をし、食事、へらへらしていると怒られてしまいます。
学校の先生が、子供が悪い事をしたら罰として掃除を課すことがあります。
刑務所での生活で受刑者が厳しい時間管理や清掃を課せられたり、態度が良いと”模範囚”となり刑期が短くなったりしますね。
これらは、全て成長の3原則により、心のコップが上を向きまっすぐ、素直で前向き、ポジティブ思考になるのです。
私のおすすめは「場を清める」です。
清掃、整理整頓は心のすさみをとり、まっすぐなこころを作ります。
年末の大掃除ですっきりした気分になるのはまさにすさみが除去された状態だからです。
指導がうまくいなない、方法論が伝わらないときは、まずは態度教育が重要だという事がお分かりいただけたでしょうか。
今日はここまでです。
おわり